【ブランド解説】ブライトリング:クロノグラフを進化させてきた航空時計の雄 Part.1

現行モデルの大半にクロノグラフを搭載し、パイロットウオッチをフラッグシップコレクションとするブライトリングは、時計界でも稀有な存在。これほどブライトリングが航空時計とクロノグラフにこだわる理由は、ブランドが歩んできた歴史にあります。130年に及ぶその歴史を、全4回にわたってお伝えしていきます。第1回は、創業時のクロノグラフ開発です。

 

現代クロノグラフ開発の先駆者として

クロノグラフは経過した時間を測定する機能、つまりストップウオッチを持つ時計のこと。クロノは「時」、グラフは「描く、記録する」を意味しており、スタート・ストップ・リセットという3段階の操作で時間を自在に切り取ることができるわけです。この機能の発展において1884年の創業当初から情熱を傾けてきたブランドこそ、ブライトリングなのです。

 

操作ボタンを分離するという革新

創業者のレオン・ブライトリングは、誰よりもクロノグラフ腕時計の重要性に着目し、その息子であるガストンがスタート・ストップ・リセットを一つのボタンで行うという画期的なアイデアを考案。1915年にこれを実現しました。

さらに彼は、スタート・ストップを2時位置のボタンで行い、リセットだけを分離してリューズで操作するシステムも、1923年に開発しています。

↑1915年にブライトリングが開発した、ワンプッシュ式のクロノグラフ。手に持ったときは親指で、着用時には人差し指で操作しやすいよう、ボタンは2時位置にセットされている
↑1915年にブライトリングが開発した、ワンプッシュ式のクロノグラフ。手に持ったときは親指で、着用時には人差し指で操作しやすいよう、ボタンは2時位置にセットされている

 

親子3代で築き上げたクロノグラフの礎

3代目のウィリーの時代になると、ブライトリングはリセット専用の第2ボタンを開発し、これを4時位置へとセットします。

このように2時位置にスタート・ストップ、そして4時位置のボタンでリセットするという現代クロノグラフの基本スタイルは、ブライトリング親子三代にわたる研究開発の成果なのです。

 

第2回は、航空時計の名作「ナビタイマー」の誕生に迫ります。

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