時計に美的表現を与えたメゾン
「Cartier(カルティエ)」は、初めて紳士用腕時計を手掛けた一流のウォッチメーカーでもある。現在に至る地位の礎を築いたのは、創業家3代目のルイ・カルティエ。「サントス」や「タンク」といった“100年ウォッチ”は、彼の代に作られた。また、現在多くの高級時計が採用する「デプロワイヤントバックル」を1909年に発明したのもカルティエであった。
こうしたクリエイティビティは、最新作の「パシャ」にも見られる。高性能な自社製ムーブメントを搭載し、ワンタッチでストラップが交換できる「クイックスイッチ」システムなどで利便性も追求。美と実を兼ね備えたタイムピースの製作において、カルティエはつねに時代の最先端を歩んでいる。
PASHA DE CARTIER
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ラウンドケースに4 つのアラビア数字、ねじ込み式リューズカバーを備えたメゾン初の防水ウォッチのスタイルを継承し、1985年に発表されるや爆発的な人気を博す。最新世代では自社製キャリバー1847 MCを搭載し、ベース性能を向上。独自の「クイックスイッチ」システムにより、ブレスレットとレザーストラップの付け替えが工具不要で行える。
PANTHÈRE DE CARTIER
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右/ 219万1200円 クオーツ。18Kイエローゴールドケース&ブレスレット。縦25×横21㎜。日常生活防水
1983年の誕生以来、カルティエのウォッチメイキングを象徴するデザインのひとつとして人気を博すアイコニックピース。美しいブレスレットのコマの連なりがジュエリーとしても格別の存在感を醸し出す。写真左のモデルは、リューズトップとベゼルには合計37個のブリリアントカットダイヤをセット。
TANK AMÉRICAINE
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上下のラグにいたるケースサイドのシェイプがシンメトリーにデザインされたタンク ウォッチは、1917年からのロングセラー。その特徴的なストレートラインを美しい曲線とともに強調したタンク アメリカンは、1989年に誕生した。このモデルは可憐なサイズにダイヤモンドの輝きを加え、フォルムの美しさを際立たせた一本。気品のあるシャイニー ボールドカラーのストラップとも好相性。
実用性のなかに秘める独創のクリエイション
浮遊する時分針が時刻を示す「ミステリークロック」もカルティエの発明。メゾンの想像力の翼は、時の表現まで広がる。写真は1923年製。Marian Gérard, Collection Cartier © Cartier
「CARTIER(カルティエ)」について創業年:1847年 |
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