スポーティかつエレガントな「タグ・ホイヤー カレラ」のトゥールビヨンモデルに、初となるブルーテーマの限定バージョンが誕生

2020年、創業160周年を迎えた「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は、計器メーカーに始まり、古くからクロノグラフを製造するなど、この分野において卓越した技術を発揮してきた。そんなスイスの名門が、新しいハイエンドなクロノグラフとしてアズール(ブルー)カラーを纏う限定トゥールビヨンウオッチを発表した。

フライング トゥールビヨンまでブルーに仕上げた洗練の意匠

 

新作「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T クロノグラフ トゥールビヨン Ref.CAR5A8C.BF0707」は、チタン製の外装(ケースはグレード5チタン、ブレスレットはグレード2チタン)に、アズール色に仕上げたセラミックベゼルとサンレイ仕上げの文字盤を組み合わせた新バリエーションである。搭載するフライング トゥールビヨン内蔵ムーブメント「キャリバー ホイヤー02T COSC」は、COSC(スイスクロノメーター検定協会)の認証を取得したクロノメーター仕様で、極めて高い精度を実現する。

モデル名に入っている“トゥールビヨン”について解説する。機械式時計の精度を向上させるために開発された特殊装置の一種で、地球上に居る限り受けてしまう重力によって生じるテンプの姿勢差を解消する。調速機構(テンプ、アンクル、ガンギ車など)を「キャリッジ」と呼ばれるカゴに納め、固定された四番車を中心にして1分間に1回転する仕組みになっているメカニズムだ。

なお、今回の新作が搭載している「フライング トゥールビヨン」は、さらにもうひと工夫された複雑機構で、カーボンおよびチタンで構成された超軽量なキャリッジが、まるで浮いているかのように見える構造になっており、その動きをダイレクトに鑑賞できる。これを備えるモデルは高額になりがちなのだが、タグ・ホイヤーは完成度が高いうえに、現実的なプライスを実現していることで高く評価されている。

外装のみならずトゥールビヨンもアズールカラーに仕上げられた理由は、昨今のトレンドであるブルーの台頭のほかに、「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T」が2016年の初登場以来、ダークトーンやゴールドを使ったモデルなど、実にチャレンジングな選択を行ってきたことにある。その流れとして、フライング トゥールビヨンとブルーの融合は必然的だったとも言える。

スマートなラグやH型ブレスレットでエレガントかつ実用的なスタイルに

サテン仕上げメインで精悍さを表現したチタンケースは45mm径で、タグ・ホイヤー カレラの伝統的なラグ形状やガードなしのリューズ&プッシャーを装備。ブレスレットも特徴的なH型ピースを繋げた仕様で、人間工学に基づいたフィット感に優れる設計となっている。軽量なうえサビに強く、耐メタルアレルギーのチタン外装にマッチするベゼルとして、ダイアル色に近いブルーのセラミックベゼルをセレクト。時速400kmまで計測可能なタキメータースケールをホワイトで記し、気品漂うトゥールビヨンモデルとしてまとめた。

「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T クロノグラフ トゥールビヨン」Ref.CAR5A8C.BF0707 241万4500円/自動巻き(自社製Cal.ホイヤー02T COSC)、毎時2万8800振動、約80時間パワーリザーブ。グレード5チタンケース(シースルーバック)、グレード2チタンブレスレット。直径45mm。100m防水。世界限定250本

 

問い合わせ先:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054 https://www.tagheuer.com/jp/ja/

 

Text/WATCHNAVI編集部

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