毎年1月にスイスのジュネーブで開催される、世界最大級の腕時計見本市「SIHH(ジュネーブサロン)」。2018年の開催に先駆けて、ヴァシュロン・コンスタンタンが「オーヴァーシーズ」「トラディショナル」コレクションの新作を発表しました。
ワンタッチで着せ替え可能なエレガンスウオッチ
海外でのビジネスや旅行に最適な新作の「オーヴァシーズ・デュアルタイム」は、自社製の機械式ムーブメント・Cal.5110DTによって2つの時刻を同時に表示。時針はユーザーが滞在している場所のローカルタイムを、先端に三角印があしらわれた時針ではユーザーの生活拠点となるホームタイムを指し示します。両時刻ともリューズを使っての調整が可能で、ポインターデイト式の日付表示は4時位置のプッシュピースで簡単に合わせることができます。2つの香箱を搭載しているので、パワーリザーブも約60時間と実用性は十分。
新作は、ステンレススチール製ケース×ブルー文字盤、ステンレススチール製ケース×シルバートーン文字盤、18Kピンクゴールド製ケース×シルバートーン文字盤の3型を展開。
ベゼルには同社のシンボルである“マルタ十字”を思わせるデザインが施され、文字盤は透明ラッカー仕上げを行っているのでエナメルのような光沢感を維持します。針とインデックスはファセットを刻んだ上に白い蛍光塗料を重ねるなど細部までこだわっており、ドレスウオッチ系のエレガントさを感じさせるモデルとなっています。
さらにストラップは、文字盤のカラーに合わせたアリゲーターとラバーの2本が付属されます。独自のインターチェンジャブル・システムを採用しているのでスムーズに交換が行なえ、気分やシーンによって時計の印象を変えて楽しむことができます。
贅沢プラチナ使いの限定モデル
「トラディショナル」コレクションの新作は、ケースからストラップの縫い糸に至るまでプラチナで作られた世界限定100本の「トラディショナル・コンプリートカレンダー・コレクション・エクセレンス・プラチナ」。溝を刻んだケースバックや、ドーフィン型の針、“バトン・ド・ジュネーブ”と呼ばれるインデックスなどコレクション従来のデザインコードを踏襲しながらも、プラチナを95%も採用したことでより贅沢な1本に仕上がっています。
文字盤は18Kホワイトゴールドの針とインデックス、日付表示にプラチナ製のムーンフェイズディスクとシンプルな作りに。3時・9時位置に曜日と月を配し、文字盤の外周に描かれたアラビア数字の日にちをブルーの細いセンター針で指すというユニークなレイアウトは、すっきりとバランス良く、視認性も高いです。
部品総数308個、22Kゴールド製ローターが備わる自社製の自動巻きムーブメントによって、約40時間のパワーリザーブを確保しています。一般的なムーンフェイズが3年毎の修正が必要になるのに対し、本機は122年に一度の修正でOKと機能性の高さはケタはずれ。サファイアクリスタルのシースルーバックからは、同社自慢のムーブメントが覗けます。
ダークブルーのミシシッピアリゲーターレザーに、プラチナ950とシルク糸でステッチを施したストラップは、サンドブラスト仕上げの文字盤&プラチナケースとの相性も抜群です。
「オーヴァーシーズ・デュアルタイム」、「トラディショナル・コンプリートカレンダー・コレクション・エクセレンス・プラチナ」共に発売時期は2018年2月以降を予定しているそう。今回の“プレSIHH”のお披露目で本番となる来年のSIHHではどのような新作が並ぶのか、年末に向け期待が高まります。
(問)ヴァシュロン・コンスタンタン TEL:0120-63-1755
公式サイト:http://www.vacheron-constantin.com/jp/home.html