スイスの高級時計ブランド「ブライトリング(BREITLING)」は、2020年にフラッグシップ「クロノマット」のリニューアルを実施し、成功を収めた。そして今年は、その流れを汲んだ新世代モデル「スーパー クロノマット」を発表。圧倒的な存在感を放つ同コレクションは2タイプが生まれ、既存の「クロノマット B01 42」と「クロノマット JSP」を合わせて4機種から選択できる贅沢な状況になった。
本記事は、個性が異なる4つのクロノマットの魅力を掘り下げて解説。熟読することで、最良の一本へとたどり着ける内容となっている。
【スーパー クロノマットの新装備 まとめ】① 伝統的なライダータブを含め、ベゼルがセラミック製に進化。② ねじ込みロック式のセラミック製プッシュボタンを搭載。③ ルーローデザインのしなやかな専用ラバーストラップが登場。 |
インパクトのある手首で個性を主張 >>> 2021年新作【スーパー クロノマット B01 44】
1980年代のヘリテージにインスピレーションを得ながら、現行クロノマットをベースに大型化やセラミックベゼルでパワフルさを獲得した。ルーローブレスレットモデルのほか、黒文字盤はUTCモジュール付きも選択可能で、新開発のルーロ―型ラバーストラップも用意。
かつて“コ・パイロット(副操縦士)”と呼ばれたUTCモジュールが復活。クオーツ駆動で、200m防水を備え、ルーローブレスの快適な装着性を維持したまま1コマ目にセットされる。
コンプリケーションのメカニズムを堪能 >>> 2021年新作【スーパー クロノマット 44 フォー イヤー カレンダー】
そのモデル名通り、時計が動き続けた状態であれば閏年の2月以外は日付修正が不要なセミパーペチュアルカレンダー。セラミックベゼルやインダイアル枠、9本の針に配したゴールドとラバールーローブレスレットが、優美にして知的な雰囲気である。
12時位置にスモールセコンドと日付、9時位置に30分積算計と月、6位置置に12時間積算計と曜日、3時位置にムーンフェイズ。多彩な情報と視認性を両立した巧みなデザインが秀逸だ。
どんなシーンにも合う正統派クロノグラフ >>> 【クロノマット B01 42 ジャパン エディション】
左右対称の文字盤やルーローブレスレット、ライダータブ、タキメーターなどの意匠を初代クロノマットから継承しつつ、マルチパーパス(万能)モデルへと進化。やや小ぶりになったケースはサテン&ポリッシュの落ち着いた仕上げで、モダンレトロな表情が様々なシーンで活躍する。
流麗な機能美でシャツの袖口を格上げ >>> 【クロノマット JSP】
ライダータブ付きのサテン仕上げベゼルなど1984年の原点につながるディテールと、21世紀になって手に入れた曲線基調の優美な形状&上質感を巧みに融合。ステンレススチールケースはフルポリッシュで、スチールバックとねじ込み式プッシュボタンの採用で防水性能は500mに達する。
普段使いできるプロスペックモデルの大本命が誕生
セラミック製ベゼルで武装したスーパー クロノマットが衝撃的デビューを飾った。力強い44mmケースに2種類のクロノグラフ・キャリバーを揃え、ルーローデザインのラバーストラップなどユニークな新提案も用意された。昨年、モデルチェンジした現行クロノマットは万能モデルとして好評だが、スーパー クロノマットはそのパワフル版。オフィスはもちろん、週末のオフタイムや華やかなパーティまであらゆるシーンで活躍する。
両雄並び立つ現状を複雑にしているのが、クロノマット JSPの存在だ。先代クロノマットの魅力を凝縮したこの日本向け特別モデルが、いまならまだ購入可能なのだ。正規店では下の写真のように、4モデルがトレーに並ぶという嬉しい状況に直面できるかもしれない。
それぞれの特徴は細部を見るとわかりやすい。大胆なスーパー クロノマット B01 44 & スーパー クロノマット 44 フォー イヤー カレンダー。そしてモダンレトロな42mmのクロノマット B01 42と、鏡面が美しい流麗なクロノマット JSPの個性豊かなラインナップ。逆にすべてに共通するのは、普段使いできるプロスペックであること、そしてルーツが1984年の初代クロノマットにあること。どれを選んでも、イタリア空軍フレッチェ・トリコローリと共同開発したライダータブに象徴される、革新の歴史と伝説を腕に共有できるのだ。
問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン TEL.0120-105-707 https://www.breitling.com/jp-ja/
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