7月8日(金)〜11日(月)に【トミヤ】が開催する、年に一度の時計販売の祭典「TOMIYA 創業祭」。今年は、創業90周年という大きな節目でもあり、より一層の商品ラインナップの充実が期待される。その中でも注目したい3本のショップ限定を取り上げる。
Text/Daisuke Suito(WN) Photo/Kensuke Suzuki(ONE PUBLISHING)
レギュレーターウオッチの雄、クロノスイスはわずか限定7本
菊型リューズにコインエッジケースと、ヴィンテージ調の意匠を特徴とするクロノスイスは、立体的な文字盤の造形によるモダンデザインを巧みに取り入れたコレクションが好調。今回製作されたトミヤ限定は、文字盤6時側に表記されたシリアルナンバーが示す通り、わずか7本のみとなる特別な「オーパス クロノグラフ」。1995年の誕生から熟成を重ねてきたスケルトンウオッチをベースに、3カウンター+ポインターデイトのサブダイアルを含むダイアル面をブルーで統一。ペルラージュ仕上げが美しい表側のブリッジと時分秒針をシルバーにすることで、時計の持つメカニカルな魅力をダイレクトに愉しむことができる。
フランク ミュラーの限定品は赤青白のレーシング!
フランク ミュラーは今年で創業30周年という節目。この盛り上がりに拍車をかけるトミヤ限定は、ヴァンガード レーシング スケルトンから登場し、カーボンが30本、ローズゴールドが10本のみの展開。レッド、ブルー、ホワイトのカラーリングが映えるデザインは、日本未展開の北米限定ウオッチがベース。これに、インデックスの変更などトミヤ流のアレンジを加えている。
フランク ミュラーのヴァンガードは、2014年に次世代トノウ カーベックスシリーズとして登場。ケースとストラップが流麗なラインを描くケースは、専用に考案された数字の書体と合わせて圧倒的な存在感を放つ。
王道トノウ カーベックス譲りの3次元曲面で構成されたケースは、たとえ大型であっても腕に吸い付くようなフィット感が得られるのも魅力。「腕が細いから」と、試着もせずに見送るのは実にもったいないのだ。とくにトミヤ限定のヴァンガード レーシングなら、スポーティな見た目通りにアクティブなライフスタイルに寄り添ってくれること間違いなし。まさに一見の価値ある一本である。
先行発売のグランドセイコーを手に入れるラストチャンス!
ウオッチナビサロンでもすでに取り上げている通り、グランドセイコーとの3作目の限定モデルは、今回の最大の目玉と言っても過言ではない。歴代モデルと同じく梨地のホワイトダイアルを採用し、使い勝手を優先してカラーリングはブラック&ホワイトのシンプルなツートーンで統一。裏返すとグランドセイコーファンにはお馴染みの獅子の紋章と、そこから放射状に星が広がっていく意匠が見られる。実はこれ、全部で88個あり、中央の紋章にある2つを足すと星の数が合計で90個になる。もちろんこれはトミヤ創業90周年を記念したものだ。
ベースとなっているのは、9S86搭載のメカニカル ハイビート GMT。これは、41年ぶりに開発された10振動(毎時3万6000振動)キャリバー9S85をベースに、第2時間帯の時刻を示す1周24時間のGMT針を付加したもので、新素材や超微細加工技術「MEMS」が投入された最新鋭の機構となっている。平均日差+5〜-3秒(静的精度)の高精度を筆頭に、新GS規格に準拠したハイスペックと、名店のセンスが融合した本機は限定50本のみ。昨今の限定グランドセイコーの人気ぶりを考慮すれば、かなりの争奪戦が繰り広げられることは明白だ。
グランドセイコーのトミヤ限定モデルは、すでに6月10日より発売中。果たして創業祭のためにどのぐらい残されているのか。それを確かめるには、他の限定モデルと同じく店舗へ連絡する以外に方法はないだろう。
【問い合わせ先】
クロノスイス取り扱い店/TOMIYA メカミュージアム店 TEL:086-226-1038
フランク ミュラー取り扱い店/フランク ミュラー by TOMIYA TEL:086-234-1038
グランドセイコー取り扱い店/TOMIYA タイムアート店 TEL:086-235-1038
2022 TOMIYA創業祭
日程:2022年7月8日(金)〜11日(月)
時間:11:00〜19:00(最終日のみ〜18:00)
場所:岡山国際ホテル 瑞光の間(岡山県岡山県岡山市中区門田本町4-1-16)
トミヤコーポレーション公式サイト:https://www.tomiya.co.jp/
創業祭お問い合わせフォーム:https://www.tomiya.co.jp/sogyosai_contact/