登山からキャンプまでカバーする人気アウトドアウオッチ【カシオ プロトレック】にエコ素材を使ったニューモデルが登場

カシオのアウトドアウオッチブランド【プロトレック(PRO TREK)】から、ソーラー駆動や野外活動に役立つデータ表示機能の搭載、さらに環境に優しいエコ素材を採用した新作「PRG-340-1JF」がリリースされた。価格は2万9700円(税込)。

ケース、裏蓋、バンド、回転ベゼルに自然由来の「バイオマスプラスチック」を使用

 

「PRG-340-1JF」は、自然環境に配慮した製品作りがなされ、ケース、裏蓋、バンド、回転方位ベゼルにも、トウゴマの種やトウモロコシから抽出した成分を含む「バイオマスプラスチック」を採用している。この素材は、再生可能な有機資源由来の物質を原料とするプラスチックで、製造時にCO2の排出量を抑制できるなど、循環型社会の実現に繋がるサステナブルなマテリアルとして期待されている。プロトレックやG-SHOCKで樹脂の研究・開発を重ねてきたカシオは、「バイオマスプラスチック」についても精通。今回は衝撃が加わりやすいベゼルにも同素材を用いるなど、さらなる強度を持たせることに成功している。

二重液晶の搭載やボタン配置の変更などで使い勝手を高める

プロトレックブランドは、登山やトレッキングなどアウトドアアクティビティで最大限に機能する腕時計を目指している。そこで本機は、上下二枚重ねた二層構造の液晶ディスプレイを採用。下層の液晶が時刻や計測値などを、上の液晶が方位をブルーのグラフィックで大きく表示。強い太陽光のもとでもスムーズに視認できるデジタルデザインを実現した。

操作性も見直され、グローブを着用した状態でもワンプッシュで方位、気圧/温度、高度を起動できる大型ボタンに、滑り止めのデザインをあしらっている。また、圧力センサーをケース内部に収めたことにより、ADJUSTボタンとLIGHTボタンの独立化がなされ、操作性を上げると同時にスリム化も達成した。

バイオウレタン樹脂から製造されるしなやかで良好なフィット感のバンドは、表面にアウトドアギアのイメージに相応しい凹凸のテクスチャーを施す。そして紙のマップを広げた際、その上に本機を置いて現在地の確認や目的地の方角を確認しやすくするために、平置き可能な可動式のラグ構造を採用している点も見逃せない。

搭載機能も充実しており、トリプルセンサー(方位、高度・気圧、温度の計測)のほか、定期的な電池交換を不要とするタフソーラー、夜間時の読み取りを助けるスーパーイルミネーターを備えるなど、アウトドア全般の頼れる一本となりそうだ。


プロトレック「PRG-340-1JF」 2万9700円/クオーツ(ソーラー)。バイオマスプラスチックケース、バイオウレタン樹脂バンド。縦54.7×横51.7mm、厚さ15.1mm、質量54g。10気圧防水。

 

PRG-340シリーズ/搭載機能一覧
●耐低温仕様(-10℃)
●タフソーラー(ソーラー充電システム)
●トリプルセンサー(方位、高度・気圧、温度の計測)
●ワールドタイム
●日の出・日の入時刻表示
●ストップウオッチ
●タイマー
●時刻アラーム・時報
●操作音ON/OFF切替機能
●バッテリーインジケーター表示
●パワーセービング機能
●フルオートカレンダー
●12/24時間制表示切替
●LEDバックライト(ホワイト色)

 

問い合わせ先:カシオ計算機 お客様相談室 TEL.03-5334-4869 https://protrek.jp/

Text/WATCHNAVI編集部

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