時計専門誌『ウオッチナビ』では、毎年年末号で人気時計をあらゆる角度からランキングにして紹介する大特集を組んでいる。順位付けのデータは当サイト『WATCHNAVI Salon』で募ったアンケートをベースにしているため、その年の人気時計を把握できるようになっている。
本記事では最新号（Vol.88）のランキング特集より、「2022年に欲しいと感じた時計（総合ランキング）」の30位→11位をギャラリーで一挙公開。
総合トップ30にはあらゆるジャンルの人気時計がランクイン
2022年も魅力的な新作が多数登場して評価を得た一方で、定番モデルも根強い人気を見せた。そのような情勢も「2022年に欲しいと感じた時計」ランキングに反映されている。ここで、過去5年の総合ランキング1位を振り返ってみる。
2017年はブライトリング「クロノマット JSP」、2018年はゼニス「デファイ エル・プリメロ21」、2019年は2度目のトップとなるブライトリング「クロノマット JSP」、2020年はブライトリング「クロノマット B01 42」、そして2021年は同位でオメガ「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」＆ゼニス「クロノマスター スポーツ」だった。いずれもポピュラーなクロノグラフであることも興味深い。
2022年は、人気ブランドのスポーツ系が上位に並んだ印象である。ランキングのトップ10については別記事にて紹介するが、今回ギャラリーで公開した30位→11位には、ビッグネームからマニアックなモデルまで、2022年の時計界を賑わしたタイムピースが登場している。
▼2021年のトップは次の通り▼
【2021年総合ランキングNo.1（同位）】 オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」
オメガ「スピードマスター ムーンウォッチ マスター クロノメーター」 Ref.310.30.42.50.01.001 93万5000円
1957年の誕生以来、基本デザインを継承してきた永久定番が進化。ムーブメントの振動数に合わせて秒目盛りの刻みを1/5秒から1/3秒に改め、着け心地と剛性が向上した新ブレスレットを装着。写真のヘサライト風防バージョン（シーホースが刻印されたステンレススチール製バック）のほか、サファイアクリスタル風防バージョン（シースルーバック）もラインナップしており、好みに合わせて選択できるのも高く評価されている。
スペック：手巻き（Cal.3861）、毎時2万1600振動、50時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース＆ブレスレット。直径42mm、厚さ13.58mm。50m防水。
問い合わせ先：オメガお客様センター TEL.03-5952-4400 https://www.omegawatches.jp/ja/
【2021年総合ランキングNo.1（同位）】 ゼニス「クロノマスター スポーツ」
ゼニス「クロノマスター スポーツ」 Ref.03.3100.3600/69.M3100 127万6000円
2021年1月に発表されるやいなや、世界的に大反響を呼んだ話題のクロノグラフ。アイコニックな3色インダイアルにブラックセラミックベゼルを合わせ、スタイリッシュに仕上げた。リューズを引くと秒針が止まるハック機能や60時間パワーリザーブなど、現代的に進化した次世代型エル・プリメロキャリバーの搭載で、機械式時計好きの心を鷲掴み。
スペック：自動巻き（自社製Cal.エル・プリメロ3600）、毎時3万6000振動、約60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース（シースルーバック）＆ブレスレット。直径41mm。10気圧防水。
問い合わせ先：LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス TEL.03-3575-5861 https://www.zenith-watches.com/ja_jp
※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。本記事は『ウオッチナビ 2023 Winter Vol.88』より抜粋・編集しています。