【ミドー(MIDO)】が、2023年ニューモデル第1弾「マルチフォート M クロノメーター」を発表した。シリコン製ヒゲゼンマイを使ったCOSC(スイス公式クロノメーター検定機関)の認定を受けたムーブメントを搭載する高精度仕様で、オーソドックスなステンレススチールモデルに加え、ケースにチャコールグレーPVDコーティングを施したダークカラーモデルがラインナップ。価格は17万9300円(税込)から。
トレンドのグリーンをグラデーションカラーに仕上げる
1934年に誕生した「マルチフォート」は、比類なき卓越性と高い信頼性を備えるロングセラーである。今回発表されたマルチフォートのクロノメーターモデルは、レガシーを継承しつつ、最新技術も導入している点が特徴。そして2023年1月より、同ブランドの全クロノメーターモデルには5年保証が付与され、さらに安心感のあるコレクションとなった。
新作「マルチフォート M クロノメーター」は、中央のグリーンから外に向かってブラックに変化しているグラデーションダイアルを採用している。表面には縦のサテン仕上げを施して光の反射を抑えるとともに、シックな印象に仕上げている。時分針と各インデックスには、ヴィンテージルックな色合いのベージュ色スーパールミノバを塗布。これらは暗所でグリーンに発光し、時刻を読み取りやすくしている。なお、中央下部に平均日差-4~+6秒の精度を示す「CHRONOMETER」を記している。
外装にもこだわり、ステンレススチール製のケースとブレスレットはサテンとポリッシュの仕上げ分けによって美しく、立体的な造形を生み出している。風防は、耐傷性や耐久性を求めてサファイアクリスタル製とし、両面に反射防止加工を施して視認性を高め、さらにドームフォルムとすることでクラシカルな雰囲気を強調した。
このケースに搭載されているのが、最大80時間パワーリザーブを有するミドー専用「キャリバー80」だ。ETA C07.821をベースとするCOSC認定仕様で、ヒゲゼンマイに耐磁性や耐衝撃性に優れ、温度変化に強いシリコン素材を使用。この高精度ムーブメントや高いクオリティを備えながら、ミドーならではのアンダー20万円を可能にした「マルチフォート M クロノメーター」。本格的な機械式スイスウオッチの良心として、同社は2023年も存在感を示している。
ミドー「マルチフォート M クロノメーター」 Ref.M038.431.11.097.00 17万9300円/自動巻き(Cal.80)、毎時2万1600振動、約80時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット、サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径42mm、厚さ12mm。10気圧防水。
ミドー「マルチフォート M クロノメーター」 Ref.M038.431.36.057.00 18万5900円/自動巻き(Cal.80)、毎時2万1600振動、約80時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(チャコールグレーPVDコーティング、シースルーバック)、レザーストラップ、サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径42mm、厚さ12mm。10気圧防水。
問い合わせ先:ミドー/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7190 https://www.midowatches.com/jp/
Text/WATCHNAVI編集部
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