歴史的傑作モデルが揃うパイロット時計 最強ウオッチ4選【後編】

航空時計で最も重要なスペックは、まず第一に、真上から降り注ぐ太陽光下でも瞬時の視認性に優れていること。さらには耐久性や耐磁性、計算尺ほか計時精度etc.。後編は20世紀初頭から果敢な挑戦を続けてきた2ブランドとその傑作を紹介します。

 

③ロレックス

圧倒的な知名度を誇る実用時計ブランドのロレックスは、パイロットウオッチの進化にも大きく貢献しています。その最たる例は1926年に発明したオイスターケース。金属の塊からくり抜いたこのケースは、ねじ込み式の裏蓋とリューズをセットして完全密閉状態を実現。防水性と耐久性を大幅に向上させたことで、パイロット時計の故障率も大幅に下げたのでした。時を経て2016年、ロレックスはエアキングを発表。オイスターケースを装備する最新パイロットウオッチとして人気を博しています。

 

航空スタイルに一新された
40㎜径のエアキング

pailot8

ロレックス
オイスターパーペチュアル
エアキング
Ref.116900
63万7200円

40㎜ケースに磁気シールドを搭載し、航空系プロフェッショナルモデルとして2年ぶりに復活。飛行時間の計測に最適な分目盛りを採用しました。文字盤には1950年代当時と同じ書体で「Air-King」と入ります。

pailot9

「時」より「分」を見やすくした航空時計スタイルのミニッツサークルが特徴的。ケース内側には偽物防止の意味もあるROLEX刻印が入っています。

 

④ブライトリング

創業当初からパイロットのためのクロノグラフを進化させてきたブライトリング。ジェット旅客機が就航した1952年に、同社はあらゆる技術を結集させてナビタイマーを完成させました。この腕時計は当時のパイロットウオッチが飛行時に算出するために使っていた円盤、通称“コンピューター”を搭載。その高い機能性はAOPAに公式採用ほどでした。半世紀以上を経た現在も、当時の基本デザインを継承するナビタイマーは、パイロットウオッチの不朽の名作として絶大な支持を集めています。

 

航空データを算出できる
コンピュータ付きクロノ

pailot10

ブライトリング
ナビタイマー 01
Ref.A022B01NP
108万円

航空時計の歴史を体現する“永遠のクラシック”が、自社製クロノグラフ・キャリバー01を搭載。航空用回転計算尺やクラシックな文字盤デザインなど、オリジナルに通じる意匠を受け継いでいます。自動巻き。

pailot112

1952年の初代機 と同じ「タイプ52計算 尺」を搭載しています。

pailot11

目盛り をマスキングして黒を塗るため、経年変化でも目盛りが剥がれません。

 

大型ミニッツマーカーが象徴的なエアキングと伝統的な回転計算尺を装備するナビタイマー 01。いずれもパイロットウオッチに特化したデザインと機能を有しており、航空時計を狙う方にはぜひとも選択肢に入れてもらいたい逸品です。

 

歴史的傑作モデルが揃うパイロット時計 最強ウオッチの前編はコチラ

TAG

人気のタグ