祝 誕生40周年!G-SHOCKカウントダウン連載Vol.4【1986年】

誕生40周年を迎えた“落としても壊れない時計”【G-SHOCK】の軌跡を、アニバーサリーイヤーにちなんで1983年の誕生年から1年ずつ、その年の時代背景と共に振り返る全40回の連載、第4話。

今回は、G-SHOCK誕生後に唯一、ニューモデルが発売されなかった1986年を検証する。

 

1986年:まだまだ注目されておらず、カシオ社内の評価も低かった!?

1986年は5月から6月にかけてFIFAワールドカップ メキシコ大会が開催された。ここで、アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナが準々決勝の対イングランド戦で、“神の手”と“5人抜き”による伝説的な2ゴールをあげた。これは現在もサッカーにおける語り草となっている。

そんな1986年は団塊ジュニア世代の間で、ビッグシルエットにクラッシュデニムを合わせたり、黒いMA-1が人気を博した。これが後のアメカジブームへと繋がっていくことになる。しかしながらG-SHOCKの国内市場はまだ停滞気味で、この年に新たに発売されたモデルは、なんとゼロ。まだG-SHOCKの機能性や将来性の評価が低かったことを示している。なおカシオでは、同年2月に樹脂製歯車を使ったアナログ時計「AQ-5」をリリース。いま考えると、後のアナログG-SHOCKの誕生を予見させる出来事だった。

 


CASIO Collection STANDARDの現行モデル、AQ-S810W-1A2JH。1986年に生まれた「AQ-5」のDNAを受け継ぐ。6050円(税込)。

 

Text/WATCHNAVI編集部

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