ミュゼ アトリエ オーデマ ピゲは新たな特別展「シンプルに複雑であること」を開催。新しいCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ ウルトラコンプリケーション ユニヴェルセルRD#4の発売を祝うこの特別展は、オーデマ ピゲが7年をかけて制作した史上最も複雑な腕時計を完成させるにあたり、プロジェクトを支えた人々の冒険と多くの挑戦を示している。「シンプルに複雑であること」は2024年末までミュゼ アトリエ オーデマ ピゲで開催されている。
「シンプルに複雑であること」人類の冒険の中心にあるもの
「シンプルに複雑であること」は、新しいCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ ウルトラコンプリケーション ユニヴェルセルRD#4の技術的、創造的な開発について紹介している。高度に複雑で最高のエルゴノミーを備えたタイムピースや、それに命を吹き込んだ人々の素晴らしい冒険など、見学者はこれらに自然に触れることができる内容となっている。
マニュファクチュールの複雑時計に関する伝統、そして三世代のR&D(研究開発)による革新の成果を集約させたCODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ ウルトラコンプリケーション ユニヴェルセルRD#4モデルは、非常に複雑であっても使いやすい機械式ウオッチを作りたいというオーデマ ピゲ チームの願いから生まれた。この努力の成果として自動巻きムーブメント、キャリバー1000が誕生。このムーブメントは、1100個以上の部品で構成され、40の機能、23のコンプリケーションを備えている。ミュゼ アトリエの中心に展示されている1899年のユニヴェルセル懐中時計から名をとったこの超複雑でコンテンポラリーな自動巻きウオッチは、オートオルロジュリーの新たな可能性を開いた。
この特別展では、見学者はマニュファクチュールの多くのクラフツマンたちの仕事を紹介する画像から、彼らの偉大な冒険について知ることができる。展示はアーティスト、パスカル・ベテックスが設計した複雑なストラクチャー、ユニーバーサル マシンから始まる。機械は音を発し、動き、光が点滅する。次の部屋では、11枚のガラスの壁にキャリバー1000の11層のレイヤーが表現され、部品がその上に映写されている。最後に、人間工学に関するスペースでは、オーデマ ピゲ チームが完成させた高度な複雑性と多くの挑戦をモデル、複製、アニメーションなどを通じて知ることができる。
デザインと熟練のマスタークラスや子供向けのプログラム
ミュゼ アトリエでは2022年にマスタークラス「ロイヤル オークのルーツ」をスタート。見学者は理論と実践を体験することのできる「デザインと熟練」のマスタークラスに参加することができる。4人まで参加可能で、木曜の午後に4時間を予定するこのクラスでは、時計愛好家の見学者を時計づくりとデザインの貴重な旅を体験できる。プログラムではアーカイブ資料と当時のピースを用いてコンプリケーションとデザインの歴史を学ぶだけでなく、機械式ムーブメントの組立、オートオルロジュリーで使われる伝統の仕上げ技術についても学べる。マスタークラス「デザインと熟練」は2023年6月から受講可能となる。
ミュゼ アトリエでは、6才から10才までの子供のための見学ツアーを水曜の午後に開催している。このガイド付ツアーは娯楽要素を交えながら楽しく学習することができる。8名のグループのガイド付ツアーで、ジュウ渓谷の歴史、自然と天然資源や、初期の時計師たちの偉業と、オーデマ ピゲ創立者家族について紹介する。その後、ミュージアムに展示されている300点ほどのウオッチを見学しながら、コンプリケーションウオッチ製造について見学した後、子供たちはオーデマ ピゲの時計師になって実習を行い、メティエダールのアトリエを見学し、ロイヤルオークの簡単な歴史を学んでツアーは終了となる。
【シンプルに複雑であること】
開催場所:Route de France 18, CH – 1348,ル・ブラッシュ
開催日時:火~金14:00・15:00、土10:00・11:00・14:00・15:00
(※見学ツアーは予約制)
URL:http://www.museeatelier-audemarspiguet.com/
問い合わせ先:オーデマ ピゲ ジャパン TEL.03-6830-0000 https://www.audemarspiguet.com/com/ja/home.html
Text/平野翔太(WN編集部)
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