昨年、スイスで開催された「ジュネーブ・ウオッチ・デイズ」(世界最大の時計見本市である「ウォッチズ&ワンダーズ」に継ぐ規模で開催)を、ウオッチナビは現在取材を行った。これをもとに、本エキシビションで特に印象に残った【ブルガリ(BVLGARI)】に焦点を当て、2023年ニューモデルを振り返る。
ブルガリの高度な技術を新作時計や書籍でも証明
「ジュネーブ・ウオッチ・デイズ」最大のスケールで参加しているブルガリは、2014年の誕生から数えて8つの世界記録を打ち立てた「オクト フィニッシモ」が“主役”となった。外装から文字盤まで先進的なカーボンで構築し、煌びやかなピンクゴールド色を散りばめたエッジの効いたニューモデルを発表。永久カレンダーかスモールセコンド式の3針から選ぶことができる。
↑「オクト フィニッシモ カーボンゴールド パーペチュアル カレンダー」のサイドビュー。「オクト フィニッシモ」はシリーズを通し、各カテゴリーの世界最薄記録を更新してきた。2100年まで調節不要なこの永久カレンダーも最薄で、キャリバーはわずか2.75mm厚。ブルガリが培ってきた「機構の美学」の上に成り立つその凄みを、シースルーバックから確認可能だ。
そのほかにハイジュエリーモデル4型も登場し、ラグジュアリーピース市場におけるブルガリの存在感をアピール。そしてこれらを可能とする高度なウオッチメイキングに関する公認歴史書、『BEYOND TIME』がパーティで公開された。
ブルガリのヘリテージピースを称えるスペシャルピース
ブルガリ「オクト フィニッシモ カーボンゴールド パーペチュアル カレンダー」 Ref.103778 価格要問い合わせ
時計界に革新をもたらすオクタゴナルウオッチ「オクト フィニッシモ」を称え、外装素材にカーボンと18Kピンクゴールドを採用したスペシャルピースを発表。サブダイアルやレトログラードを駆使し、月・日・曜日のトリプルカレンダーと閏年の表示を実現した永久カレンダーのマニュファクチュールムーブメントを搭載する。
スペック:自動巻き(自社製Cal.BVL 305)、毎時2万1600振動、60時間パワーリザーブ。カーボンケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径40mm、厚さ7.6mm。10気圧防水。
問い合わせ先:ブルガリ ジャパン TEL.03-6362-0100 https://www.bulgari.com/ja-jp/ ※本記事は『ウオッチナビ Vol.92』より抜粋・編集しています。
Text/山口祐也(WATCHNAVI編集部) Photo/岸田克法
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