カシオの4つのプロダクトが「iFデザインアワード2026」を受賞&公式オンラインコミュニティ「CASIO WATCH PARK」がオープン

G-SHOCKオシアナス(OCEANUS)を展開する【カシオ(CASIO)】は、iFインターナショナルフォーラムデザインが主催する「iFデザインアワード2026」において、AIを活用した「G-SHOCK MTG-B4000」やサウナー専用時計、ペットロボットなど、同社製の4プロダクトが同賞を受賞したことを発表した。あわせて、カシオウオッチのファンが集う公式オンラインコミュニティ「CASIO WATCH PARK」の開設もアナウンスしている。

世界的に権威のある「iFデザインアワード2026」

1974年、世界初のオートカレンダー搭載デジタル腕時計「カシオトロン」が産声を上げてから約半世紀。カシオ計算機が刻んできた歴史は既成概念という壁を技術とアイデアで突き崩し続ける挑戦の記録であり、独自の創造性は今なお限界を知ることはない。その止まらぬ進化を証明するかのように今回、世界的に権威のある「iFデザインアワード2026」において、同社は4製品同時受賞という快挙を達成した。

同アワードは、ドイツのハノーバーを本拠地とするiFインターナショナルフォーラムデザインが主催し、世界中の優れたデザインを選出する国際的な指標である。2026年度は68の国と地域から約10000件もの応募が寄せられ、129名の専門家が厳正な審査を行う激戦の舞台となった。今回の受賞ラインナップにおいて、カシオの進化を最も象徴するのが、メタルと樹脂の融合を極めた「MTG-B4000」である。同モデルは、人間と生成AIが共創するという時計製造の新たな地平を切り拓いたプロダクトだ。生成AIによる荷重シミュレーションを駆使し、カーボンとグラスファイバーを積層した母材から削り出されたフレームは、側面から見た際に美しいレイヤー模様を描き出す。ザラツ研磨による繊細な仕上げと、AIが導き出した合理的かつ独創的なフォルムの融合。このように職人の技と最先端テクノロジーが高次元で共鳴し合った結果、次世代のタフネスデザインを生み出している。

G-SHOCK「MTG-B4000-1AJF」 16万5000円/クオーツ。カーボンファイバー強化樹脂+ステンレススチールケース、樹脂バンド。直径45.3mm、厚さ14.4mm。20気圧防水。

ユニークな独自構造を採用した「GA-V01」

革新性は、構造そのものの再定義にも及んでいる。同じくアワードを受賞した「GA-V01」は、ベゼルとバンドを一体化させた有機的なフォルムの中に、新開発のマグネティックホールディング構造を採用。磁石の力で保持された針が、衝撃を受けた瞬間にダメージを受け流す。この大胆な発想によって針の大型化とデザインの自由度は飛躍的に向上し、ビッグサイズながらも洗練された新たなタフネスの表現を確立した。

 

カシオ「SAN-100H-7BJR」 1万6500円/樹脂バンド&ケース。直径35.4mm、厚さ12.9mm。5気圧防水。

さらに、技術の追求は意外な方向へとその枝葉を広げており、サウナー専用腕時計「SAN-100H」の受賞は、カシオの視線がいかに現代のライフスタイルに寄り添っているかを物語るものだ。同モデルは100℃までの環境に耐える設計、直感的な12分計、そして温浴施設でお馴染みの鍵のカールバンドを模したデザインなど、実環境での使いやすさを徹底的に突き詰めた究極の専用機となる。また、受賞作にはAIペットロボット「Moflin(モフリン)」も含まれており、愛らしい毛並みと自然な仕草を持つこのロボットは、独自の感情AIによって飼い主との触れ合いを通じて個性が成長。カシオの多面的な物作りを象徴するプロダクトとなっている。

 

腕時計に対するユーザーの熱量やこだわりを可視化

これらプロダクトの進化と並行して、同社は今、ユーザーとの関係性をシステム化し、製品開発へダイレクトに還元する新たなデジタル戦略に乗り出した。それが、Asobicaの提供するホンネデータプラットフォーム「coorum(コーラム)」を採用して、開設された公式オンラインコミュニティ「CASIO WATCH PARK」である。このコミュニティの核心は、顧客が自発的に共有する「ゼロパーティーデータ」の活用にある。CASIO IDとの連携を実現しており、ユーザーの熱量やこだわりといった感性(EOC:Emotion of Customer)を可視化し、それらのデータを個人の行動ログと紐付け、自社のCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)へと統合する仕組みを構築。これにより、「なぜファンになったのか」「どこに心を動かされたのか」という深層心理を深く捉え、次なる開発やマーケティングへと反映させることが可能となる。

この取り組みについて、カシオ計算機の担当者は次のような期待を寄せている。

「『G-SHOCK』をはじめ、カシオの時計は長年にわたり世界中の多くの皆様にご愛用いただいておりますが、これまでは私たちメーカーからの一方的な情報発信が中心となりがちでした。カシオの腕時計を通じて『皆様の”自分らしさ”を楽しんでほしい』『新たな発見をしたり、物語を分かち合ってほしい』。そんな想いから、今回『CASIO WATCH PARK』を開設いたしました。ここは単なる情報交換の場ではなく、私たちとファンの皆様、そしてファン同士がつながることで、新しい時計の楽しみ方や価値が生まれる『共創の場』です。皆様のこだわりのコレクションや、心に残るエピソードが投稿されることを、私自身も非常に楽しみにしております」

一般的なコミュニティ運営の枠を超え、ファン一人ひとりをブランドの“エバンジェリスト”として尊重し、個々の熱量や声をダイレクトに次世代のプロダクト開発へとつなげていく。この強固な双方向のフィードバックループは、まだ見ぬ革新的な未来を切り拓くための原動力となるはずだ。カシオの次なる一手に、大いに注目である。

 

問い合わせ先:カシオ計算機 お客様相談室 TEL.0120-088925 https://www.casio.com/jp/

Text/三宅裕丈

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