ドイツ時計の聖地で製造を行うブランド【チュチマ・グラスヒュッテ(TUTIMA GLASHÜTTE)】から、同社創業99周年を記念する新作「パトリア スペシャルエディション 99th」が発表された。新開発の自社製キャリバー「Tutima 626」を搭載する本機は、アントラサイトカラーまたはシルバーメッキの文字盤をラインナップ。各色わずか9本のみの生産という、極めて希少な限定モデルとなっている。

静かなるラグジュアリーを体現する美しき手巻きウオッチ
チュチマ・グラスヒュッテの「パトリア」は、伝統あるグラスヒュッテの時計製造の歴史において、確固たる地位を築いてきたクラシカルなドレスウオッチコレクションである。その最新作となる「パトリア スペシャルエディション 99th」は、直径43mmの18Kローズゴールド製ソリッドケースを採用し、特徴的な曲線を描くリューズガードとともに、力強くも贅沢な存在感を放つモデルとして纏められている。
文字盤は、マットなアントラサイトグレーと明確なプロポーションを持つ繊細なシルバーメッキ仕上げの2種類が揃えられており、いずれもアトリエで手作業により磨き上げられたゴールド製の針やアプライドインデックス、そしてブランドの歴史的なシールをデザイン。グラスヒュッテ謹製ウオッチならではの、控えめなエレガンスを体現している。

↑アントラサイトグレーモデルのケースバック。ガルバニックメッキが施されており、21個のルビーのうち2個はネジ止めされたゴールドシャトンにセット。面取りやすべてのネジ頭の磨き上げに至るまで、職人の手作業によって美しく仕上げられている。
伝統の「3/4プレート」をあえて外し、メカニズムの審美性を追求
また、本機はサファイアクリスタルバックから覗く新開発の自社製手巻きキャリバー「Tutima 626」も魅力だ。今回、グラスヒュッテ時計製造の歴史的象徴ともいえる「3/4プレート」をあえて省くという大胆なアプローチを採用している。代わりに、幅広の水平ストライプ仕上げが施された「ハーフプレート」を新たにデザイン。これにより、歯車列の奥深くまで見通せる圧倒的な視覚的奥行きを獲得している。
手作業で曲げられたブレゲ式オーバーコイル(ヒゲゼンマイ)を備えるフリースプリング式振動システムの精緻な動きも、オープンワークのテンプ受けによって遮るものなく、ダイレクトに見ることができることも同キャリバーの特徴だ。秒針を動かす4番車と脱進機を構成するガンギ車を際立たせる、新しいスケルトン仕様のダブルコックなど、最高峰の職人技が随所に光る。また、フル巻き上げ時のパワーリザーブは65時間以上という、実用的な機能も見逃せない。ホイールには、その機能美の証となる刻印があしらわれている。

↑「パトリア スペシャルエディション 99th」のシルバーメッキ文字盤モデル(Ref.6600-21 536万8000円)
対照的な2つのフェイスと希少限定という特別な価値
文字盤の違いにより、ムーブメント表面の加工が異なることも特筆すべき点だ。シックなアントラサイト文字盤のモデルには、ダークグレーのガルバニックメッキを施したキャリバーを搭載。ゴールドケースとの美しいコントラストが、モダンで洗練された雰囲気を醸し出している。一方のシルバーメッキ文字盤モデルのキャリバーは、温かみのあるゴールドカラーの仕上げ。クラシックな美を追求している。
なお、各個体のケースバック外周部には限定ナンバーが刻まれている。そして各色わずか9本のみという希少性は、本機が真のスペシャルエディションであることを物語っており、まさにチュチマ・グラスヒュッテの99年にわたる歴史と技術の結晶として語り継がれていく存在となるだろう。

チュチマ・グラスヒュッテ「パトリア スペシャルエディション 99th」 Ref.6600-23 536万8000円/手巻き(自社製Cal.Tutima 626)、170パーツ、21石、毎時2万1600振動、65時間以上パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(サファイアクリスタルバック)、ドーム型サファイアクリスタル風防(反射防止加工)、アリゲーターストラップ、18Kローズゴールドピンバックル。直径43mm、厚さ11.2mm。5気圧防水。世界限定9本(日本入荷未定)
問い合わせ先:トラストゲインジャパン TEL.03-6810-9305 https://www.tutima-japan.com ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/山口祐也(WATCHNAVI編集部)
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