高級時計マニファクチュール【IWCシャフハウゼン(IWC SCHAFFHAUSEN)】が、パイロット・ウォッチ誕生90周年を記念した没入型イベント「THE NEXT SPACE AGE EXHIBITION」を、東京・六本木ヒルズにて開催する。期間は2026年7月17日(金)から7月23日(木)までの7日間となり、航空時計の黎明期から次なる舞台である宇宙まで、ブランドのエンジニアリングの進化を体感できる貴重な機会となる。
IWCのブランド哲学を体現するパイロット・ウォッチ
1868年、アメリカ人時計技師のフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズによってスイス北東部シャフハウゼンに創設されたIWCシャフハウゼンは、スイス時計製造の伝統に工業的合理性と先進技術を融合させ、エンジニアリング主導のマニュファクチュールとして独自の立ち位置を築いてきた。職人技と技術革新の両立を軸に、精巧でありながら堅牢、かつ実用性を最優先とする姿勢は、150年以上を経た現在もブランドの根幹を成している。その思想が最も明確に表れているコレクションのひとつがパイロット・ウォッチだ。飛行の黎明期、航空士や航海士たちが直面した過酷な環境下において、正確な時刻を瞬時に読み取れる計器時計が求められた。IWCはその要求に応えるべく、高精度と優れた視認性、耐久性を兼ね備えた時計を開発し、航空時計の分野で確固たる評価を獲得していく。コックピット計器に着想を得た大型文字盤と機能優先のデザインは、「ビッグ・パイロット・ウォッチ」という象徴的なスタイルを確立し、高級時計市場における実用時計のひとつの基準となった。
そして、パイロット・ウォッチの誕生から90周年という記念すべき2026年、IWCは過去の遺産を称えるだけでなく、未来のビジョンと融合させたイベント「THE NEXT SPACE AGE EXHIBITION」を開催する。航空史の黎明期から現代、そして宇宙開発へと拡がる時間軸に沿って、同社が歩んできたエンジニアリングの進化を立体的に提示する内容となり、なかでも注目すべきは、近年の宇宙へのアプローチだ。「Inspiration4」や「Polaris Dawn」といった有人宇宙飛行ミッションへの参画を通じて宇宙空間における機械式時計の有用性を実証してきたIWCは、新たに宇宙居住空間の開発を担う「Vast」の公式タイムキーパーに就任するなど、時計製造のフィールドを地球外へと拡げている。

宇宙空間での実用を見据えたパイロット・ウオッチ
2026年のウォッチズ&ワンダーズで発表された「パイロット・ウォッチ・ベンチュラー・バーティカル・ドライブ」は、宇宙空間での実用を見据えたモデルとなり、特許出願中の革新的な回転式ベゼルシステムを導入。厚手のグローブ着用時などでもリューズを介さずに全操作を完結できる独創的な機構を備える。また、宇宙飛行環境「Haven-1」に準拠した過酷な試験基準をすべてクリアし、Vast社による宇宙飛行用時計の公式認証を獲得。これによって本機は、絵空事のコンセプトモデルとは一線を画す、実戦仕様のリアル・スペースウォッチに仕上げられている。会場ではこの最新作に加え、IWCシャフハウゼンが誇る多彩なパイロット・ウォッチも展示予定。「星の王子さま」の作者アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの子孫との20年にわたるコラボレーションを記念した「“プティ・プランス”アニバーサリーエディション」、5つの特許を有するIWC-ProSet®を搭載した「パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー」、さらにセラミック粉末とスーパールミノバ®を融合させ、時計全体が暗闇で発光する「ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・セラリューム®」など、素材開発と複雑機構の両面からIWCのエンジニアリングを体感できる構成となっている。
本エキシビションは、IWCが一貫して追求してきた実用時計としての哲学を、過去・現在・未来を貫く一本の軸として可視化する場である。パイロット・ウォッチ90年の歴史は、そのまま次なる“宇宙時代”への助走とも言えるだろう。航空時計として磨かれてきた精度と信頼性が、宇宙という新たなフィールドにおいていかなる意味を持つのか。その問いに対するIWCからのメッセージを「THE NEXT SPACE AGE EXHIBITION」で、ぜひ感じてほしい。
【THE NEXT SPACE AGE EXHIBITION(NSAエキシビション)】
期間:2026年7月17日(金)~7月23日(木)
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ ヒルサイド 2F ヒルズカフェ
営業時間:11:00~20:00 ※7月17日(金)のみ15:00 CLOSE
問い合わせ先:IWCシャフハウゼン TEL.0120-05-1868 https://www.iwc.com/jp-ja ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/三宅裕丈
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