「IWC」×F1ドライバー「ジョージ・ラッセル」。象徴的な“ブルー”を纏った限定コラボウオッチが一気に2モデル登場

スイスの高級時計ブランド【IWCシャフハウゼン(IWC SCHAFFHAUSEN)】が、公式エンジニアリング・パートナーを務めるF1の名門「メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム」のトップドライバー、ジョージ・ラッセルとコラボレーションした2つの限定モデルを発表した。いずれも1063本製造される限定モデル。

ラッセルのアイデンティティを象徴する “ブルー”

今回のコラボレーションモデルの核となるのは、ジョージ・ラッセルのアイデンティティを象徴するカラー“ブルー”だ。F1の世界において、ヘルメットはドライバーのキャラクターを象徴する重要なアイテムだ。ラッセルは自身のカラーとして、鮮烈なブルーでヘルメットをデザインしており、プレッシャーに晒される極限の状態でも冷静さを失わず、内側に激しい闘争心を秘める彼の二面性をこの色彩が表現する。

まず注目すべきは、クロノグラフ機構を備えた世界1063本限定モデル「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41ジョージ・ラッセル」だ。直径41.9mmのケースには、1980年代にIWCが時計業界に先駆けて導入したブラックの酸化ジルコニウム・セラミックを採用。同素材はステンレススチールよりも遥かに軽量でありながら、極めて高い硬度と耐傷性を誇り、過酷な環境下での使用を想定したパイロットウオッチに最適な選択となる。さらに、リューズとプッシュボタンにはIWC独自の先進素材「セラタニウム」が用いられた。チタンの軽さと構造的な強靭さ、そしてセラミックの硬さを併せ持つこのハイテク素材は、オールブラックの精悍な外観をより一層引き立てる役割を担う。

文字盤に目を向けると、ブラックのベースにラッセルを想起させるブルーでプリントされたローマン数字インデックスや時・分・針、サブダイアルの針が本機ならではの個性を主張。同色のスーパールミノバが施されているため、暗所に入ると放たれるその幻想的な光も見どころとなる。内部では、コラムホイール制御による堅牢なクロノグラフムーブメントであり、46時間のパワーリザーブも確保する「キャリバー69380」が時を刻む。

IWCシャフハウゼン「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41 ジョージ・ラッセル」 Ref.IW389411 196万2400円/自動巻き(Cal.69380)、毎時2万8800振動、46時間パワーリザーブ。ブラックセラミック製ケース(シースルーバック)、ラバーストラップ。直径41.9mm。10気圧防水。世界限定1063本。

 

ミニマルな美学を追求した3針モデル

一方で、よりミニマルな美学を追求したのが「パイロット・ウォッチ・オートマティック 41 ジョージ・ラッセル」である。41mmのケースサイズに酸化ジルコニウム・セラミックとセラタニウム製リューズを組み合わせた構成はクロノグラフモデルと同様だが、こちらは3針モデルならではの視認性の高さが際立つ。特筆すべきは搭載される「キャリバー32112」で、ダブルラチェット式自動巻き機構により、実に120時間(約5日間)という圧倒的なパワーリザーブを実現。週末に時計を外していても、週明けに再び腕へ戻した際に正確に時を刻み続けている実用性は、現代のライフスタイルにおいて大きな利点となるだろう。

両モデルに共通する意匠として、チタン製のケースバックにはラッセルのカーナンバーである「63」を刻印。これは彼が幼少期のレーシングカート時代から守り続けてきた数字であり、非常にパーソナルなディテールとなる。また、ストラップには文字盤のディテールと呼応するブルーのラバーが組み合わされ、セラタニウム製のピンバックルを装備。EasX-CHANGEシステムの採用により、専用工具を使わずとも瞬時にストラップ交換が可能な点も、ユーザーの利便性を考慮したIWCらしい設計だ。

IWCシャフハウゼン「パイロット・ウォッチ・オートマティック 41 ジョージ・ラッセル」 Ref.IW328107 137万8300円/自動巻き(Cal.32112)、毎時2万8800振動、120時間パワーリザーブ。ブラックセラミック製ケース(シースルーバック)、ラバーストラップ。直径41mm。10気圧防水。世界限定1063本。

 

ジョージ・ラッセルにとって特別な意味を持つ“63”

ジョージ・ラッセルは、今回のプロジェクトについて、次のように想いを語っている。「私にとって初めての限定モデルのデザインとなり、IWCシャフハウゼンのクリエイティブチームと共に取り組んだことは忘れられない経験となりました。レーシングドライバーとしてのキャリアの大半を共に歩んできた、私のトレードマークであるブルーカラーと“63”のロゴを取り入れることで、これらの時計は私にとって正にパーソナルでユニークなものになりました。パイロット・ウオッチのこれら2つの限定モデルには、これまで歩んできた道のりと、サーキット内外で達成できた成果が表現されています」。

また、IWCのマーケティング最高責任者であるフランチェスカ・グゼルは、ラッセルとの絆をこう強調する。「2013年以来、私たちはメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チームだけでなく、チームのドライバーたちとも緊密な関係を築いてきました。ジョージ・ラッセル氏と協力して大胆なスポーツウオッチのビジョンを実現できたことを光栄に思います。これらの限定モデルは、人格者であり、才能あるドライバーとしての彼の精神を真に捉えています」。

1868年の創業以来、高度なエンジニアリングを追求してきたIWC。チタンやセラミックといった素材の開拓者としての歴史に、現代のF1スターとのコラボレーションによって新たな一ページが刻まれた。この2つらの新作は、時計愛好家のみならず、モータースポーツを愛する人々の心を揺さぶるに違いない。

 

問い合わせ先:IWCシャフハウゼン TEL.0120-05-1868 https://www.iwc.com/jp/ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈

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