2019年IWC新作レビュー / 人気のパイロット・ウォッチがスタイリッシュに

各世代から支持を受けるIWCは、2019年も精力的に新作を投入しています。同社一番人気のパイロット・ウォッチシリーズに新型が誕生したこと、総力を挙げてマニュファクチュール化を進めていることが注目点です。

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83年の歴史を誇るパイロット・ウォッチに新たなる展開

昨年、シャフハウゼン郊外に完成した新工場「マヌファクトゥール・ツェントルム」が絶賛フル稼働中のIWCは、その 新体制を完全マニュファクチュールムーブメント搭載の 「スピットファイア」でアピールしました。さらに「トップガン」と 「プティ・プランス」からは新しい素材を採用したモデルが 登場するなど、例年通りの強力布陣となりました。さらに今年は、ブースに展示されていた伝説的な戦闘機「シルバース ピットファイア」で世界一周を目指すという、壮大な計画も発表。どれも日本上陸が楽しみです。

IWC新作フォトギャラリーはコチラ!

マニュファクチュールの技術をスピットファイアで実証!

パイロット・ウォッチ・UTC・スピットファイア“MJ-271” Ref.IW327101 117万7200円 10月発売予定

1時間単位での時針の進み戻し、それと連動する日付変更をリューズ単独で行える自社製の自動巻きCal.82710を搭載。オリーブ・グリーンの文字盤を縁取る外装は、経年変化が楽しめるブロンズ製です。世界限定271本。直径41㎜(厚さ14.2㎜)。6気圧防水

英国のスピットファイアに着想を得た美しい躯体

パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・スピットファイア Ref.IW387902 79万9200円 10月発売予定

自分流の経年変化が楽しめるブロンズケースをサンドブラストに仕上げ、長年使い込んだ質感を表現。2016年に発表された自社製69000系キャリバーを、IWC史上初めてサイズダウンした41㎜ケースに搭載しました。直径41㎜(厚さ15.3㎜)。6気圧防水。自動巻き

実用機構を備えた「世界一周」計画の相棒

パイロット・ウォッチ・タイムゾーナー・スピットファイア“ロンゲスト・フライト” Ref.IW395501 154万4400円

今夏に予定されている計画に向けて特別に開発された世界250本限定モデル。回転ベゼルの操作だけで世界各地の現在時刻に切り替えられる独自の「タイムゾーナー」機構を備えます。一部にセラミックを使った新型の自動巻きCal.82760を搭載。SSケース。直径46㎜(厚さ15.2㎜)。6気圧防水

 

味わい深いヴィンテージスタイルに魅せられる

パイロット・ウォッチ・オートマティック・スピットファイア Ref.IW326801 57万2400円

軟鉄製インナーケースによる耐磁性能を備えた、双方向爪巻き上げ式の新自社Cal.32110を搭載。ヴィンテージ調ダイアルとグリーンの布ストラップが、ミリタリー感を主張しています。直径39㎜(厚さ10.8㎜)。6気圧防水

 

新型3針ムーブメントをセラミックケースに格納

パイロット・ウォッチ・オートマティック・トップガン Ref.IW326901 72万3600円 6月発売予定

自社製自動巻きムーブメントの幅を広げる3針仕様の新型Cal.32110を、新生スピットファイアとともに搭載しています。伝統の軟鉄製インナーケースを内包するセラミックケースは直径41㎜(厚さ11.4㎜)。裏蓋はチタン製。6気圧防水。自動巻き

 

漆黒デザインの中に鮮烈な赤いスプリットセコンド針

パイロット・ウォッチ・ダブルクロノグラフ・トップガン・セラタニウム Ref.IW371815 168万4800円 6月発売予定

チタンの軽さと堅牢さを持ちながら、セラミックと同様の硬度があり、摩耗に強く傷付きにくい新素材のセラタニウムを外装に使用。この素材ならではのマットなブラックも魅力のスプリットセコンド付きクロノグラフです。直径44㎜(厚さ16.8㎜)。6気圧防水。自動巻き

 

斬新そのもの! サンドカラーのセラミックケース!!

パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“モハーヴェ・デザート” Ref.IW389103 125万8200円 6月発売予定

米海軍に縁のあるモハーベ砂漠に着想を得たサンドカラーのセラミックケースに、インデックスや針を同色でコーディネート。チタニウム製の裏蓋にTOP GUNのエンブレムを刻印。世界限定500本。直径44.5㎜(厚さ15.7㎜)。6気圧防水。自動巻き

 

【IWCのKEY PERSONに聞く!!】
新しいスピットファイアは紳士のミリタリーウオッチ

IWCクリエイティブ・ディレクター
クリスチャン・クヌープ氏

「従来のシリーズは機体に着想をえたシルバーでした。それを軍用時計の歴史にならって再解釈したのが今年の新作です。航空時計の意匠にミリタリーを象徴するオリーブ・グリーンと、経年変化を楽しむゆとりを持つ人に向けたブロンズを組み合わせることで、“紳士のためのミリタリー”という新しい価値観が創造できたと思います」

 

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