「パネライ」は1860年にイタリアで創業され、現在はスイスに生産拠点を構える高級時計ブランドだ。世界初の軍用ダイバーズを作り上げたことで知られており、いまでこそ時折ラグジュアリーな一面ものぞかせるが、多くのパネリスティ(=パネライ愛好家の通称)の間ではタフなデザインこそパネライの本領とされている。そんなファンたちを魅了するパネライが本格的にリリースが始まった。特徴はずばり、“ミリタリーグリーン”である。
ラジオミール-48MM
ラジオミールの新顔は威風堂々たる“ミリタリーグリーン”
グリーンダイアルで登場した4つのブティック限定販売モデルは、いずれも1940年代にパネライが作り上げた、進化系ラジオミールケースを採用。特有のクッションシェイプと、周囲に溶け込むミリタリーグリーンの融合は、まさしく軍用時計の佇まいとなっている。
こうした共通のデザインコードを持ちながら、それぞれに異なる個性を持たせる手腕は、まさにパネライデザインの真骨頂。そして、こんな大ヒット確定モデルを、パネライ ブティックのみで展開するというアプローチもまた、かつて軍事機密扱いとされていた同社製品らしい。
ラジオミール-45MM
ラジオミール GMT-45MM
ラジオミール GMT パワーリザーブ-45MM
パネライの原点「ラジオミール」とは!?パネライは、長らくイタリア海軍に精密機器を納入していた。その流れを受けて誕生したのが、暗闇でも時刻が確認できる蛍光物質「ラジオミール」を用いた防水腕時計だった。1938年に完成した世界初の軍用ダイバーズは、特殊潜水部隊の活躍の原動力となったのである。 (写真左)パネライが1936年に開発したダイバーズの試作機。これをベースに「ラジオミール」を完成させた。特殊な蛍光物質を塗布したダイアルは、上半分がローマ数字、下半分がアラビア数字になっている。工作員が水中でも瞬時に時刻を確認できるよう考案されたデザインだ。(写真右)低速潜水艇S.L.C.にまたがるイタリア海軍の特殊潜水部隊。彼らの装備品として「ラジオミール」は開発された。 |
問:オフィチーネ パネライ TEL.0120-18-7110
https://www.panerai.com/
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