時代がスイスの名門ウオッチブランドの哲学にようやく追いついた! 海で考える「オリス」のエシカル

1904年にスイス・ヘルシュタインで創業したウオッチブランド「オリス(ORIS)」は、陸海空のフィールドを問わず、多くの人々に愛され続け、100年以上にわたって歴史を紡いできた。近頃よく耳にする「エシカル(=人間本来の良心に基づく活動)」に通じる理念を創業当初から掲げ、“時計界の良心”とも称されてきた。常に使う人のための時計を作り続けているオリスの魅力は、同社ダイバーズウオッチに垣間見ることができる。

良心に基づいて製造される特別なダイバーズウオッチ

時計好きによく知られた「ビッグクラウン ポインターデイト」は第二次世界大戦でパイロットから絶賛を浴び、マニュファクチュール・オリスのフラッグシップウオッチとして、いまも多岐に及ぶ製品群で展開されている。そして、これに続くオリスの代名詞的タイムピースが、ダイバーズウオッチである。

1965年に発表されたオリス初のダイバーズは、当時の最先端だったタイマースケール付き逆回転防止ベゼルを装備。コレクションにさらなる広がりを持たせたそれはいまも復刻版と、アクイスという高性能機へと継承されている。

こうしたオリスのダイバーズウオッチが現在も人気を集める理由。それは、手の届く価格でありながら驚くほどのスペックを備え、その信頼性が様々なアンバサダーにより証明されている点もあるだろう。2000年公開の映画『THE DIVER』のモデルにもなったレジェンドのカール・ブラシアや、女性フリーダイバーの世界最高峰に君臨するアナ・フォン・ベティカー、そしてプロダイバーにして、ドキュメンタリー製作者、そして環境保護者でもあるジェローム・ドラフォス……。ダイビングを通じて多くの感動を人々に与えてきた彼らの生き様は、適正価格を続けるオリスの製造哲学にも通ずるところがある。自らの意思を実直に貫き挑戦し続けることで、彼らも、オリスも新たな扉を開いてきたのだ。

時にオリスは私たちが住む“水の惑星”の危機に対し、その保全活動にも長らく熱心に取り組んでいる。自らの歴史を育んでくれた環境への恩返しは、“時計界の良心”と呼ばれる価格帯で展開されるオリスウオッチに込められた“人類の良心”でもあるのだ。

オリスと海、その歴史の始まり――「ダイバーズ 65」

レジャーダイビングが盛んだった1965年にオリスは初のダイバーズを発表。その復刻版が誕生50周年の節目に復刻され、現在の定番へと発展を遂げた。

オリス「ダイバーズ 65」Ref.733 7707 4357-07 5 20 45 24万4200円/逆回転防止ベゼルに100m防水という、約50年前のオリジナルの意匠を再現。文字盤のグリーンとゴールドが個性を主張する。ベゼルにはカール・ブラシア限定モデルで好評を博したブロンズを採用。自動巻き。ステンレススチールケース。直径40mm
ドームガラスは両面無反射コートを施したサファイア製。ムーブメントはSW200-1ベースのキャリバーを搭載する
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