新作時計の発表の場となっている見本市(多くはスイスで開催)が、今年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止や延期となった。代わりにインターネットで新作を公開するブランドが増加したのである。この形式を採った時計メーカーより、1888年の設立から現在まで創業家による経営がなされている「カール F. ブヘラ(CARL F. BUCHERER)」のニューモデルを紹介する。
海洋環境保護への積極姿勢は継続
昨年好評だった「パトラビ スキューバテック ブラックマンタ スペシャルエディション」を、よりハードにオールブラック化とした500m防水ダイバーズウオッチを発表。特筆すべきは、海洋から集めたペットボトルによる100%リサイクル材をストラップに使用したこと。非営利団体マンタトラストとのパートナーシップも健在である。
スタイリッシュな現代の冒険家のために
チタンケースと逆回転防止ベゼルに、マットブラックDLCコーティングを施したルックスは精悍そのもの。ベゼルの目盛り部にはセラミックを使い、耐傷性を高めている。ケース左サイドに、飽和潜水対応のためのヘリウムガス自動排出バルブを搭載。
「カール F. ブヘラ(CARL F. BUCHERER)」について創業年:1888年 スイスのルツェルンで創業した時計宝飾店がルーツ。1924年にロレックスと協力体制を築いて以来、互いに支え合って成長。1919年から時計製造を始め、2008年にペリフェラル(外輪)ローターの自社ムーブを開発した。 |
問い合わせ先:ブヘラジャパン TEL.03-6226-4650
https://www.carl-f-bucherer.com/ja
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