WATCHNAVIの編集スタッフが最近リリースされた腕時計から、気に入ったモデルを気ままに評価する本記事。今回は、自腹を切って手に入れた「G-SHOCK」を紹介する。初代アナログモデルをフルメタル外装で再現し、セレクトショップのユナイテッドアローズ限定としてオールブラックに仕上げられた特別仕様について解説。
憧れだったコラボG-SHOCKがフルメタルモデルとして誕生
昨秋発売された「AWM-500」は、G-SHOCK初のアナログ&デジタル表示モデルとして1989年に登場した「AW-500-1E」をモチーフとするフルメタルモデルである。オリジナルモデルが発売された当初、筆者は10歳にもなっていなかったため記憶にないが、その後1996年にこのモデルをベースに作られたユナイテッドアローズとのコラボレーションモデル「AW-500UA-1E」については、G-SHOCKブーム真っ只中だったこともあって鮮明に覚えている。どのメンズファッション誌でもG-SHOCKが特集されている時代で、AW-500UA-1EはプレミアムG-SHOCKの筆頭として掲載されていたものだ。
当時は学生だったこともあり、残念ながら購入なんてできなかった。ただ、大人になって時計誌に関わるようになってからも憧れはどこかにあり、いつか復刻されないものかと密かに願っていた。そして2020年10月、初代アナログモデルをフルメタルで再現した「AWM-500」が発表。これだけでも興奮したが、続いてユナイテッドアローズの公式オンラインストアではコラボ初号機を彷彿とさせるフルメタルモデルが公開されため、迷わず予約に走ることにした。