有名筆記具、マイスターシュテュックシリーズで知られるステータスブランド【モンブラン(MONTBLANC)】は、1997年から本格的に腕時計のジャンルに進出を果たした。持ち前のクラフトマンシップを生かし、ステーショナリーの世界にインスパイアされたユニークで実用的なコレクションを展開するなど、時計界でも存在感を示している。とりわけ名門のミネルバを傘下に収めたことで、技術面でもデザイン面でも進化が感じ取れる。
本記事では、上質かつエレガントなタイムピースを輩出するモンブランの2021年発表モデルを紹介。
歴史的な名機のミネルバピタゴールに敬意を払う
「モンブラン ヘリテイジ ピタゴール スモールセコンド リミテッドエディション148」Ref.128666 231万3300円
1948年のヴィルレ工房で開発されたミネルバキャリバーNo.48に着想を得て、独特な幾何学的レイアウトの新キャリバーを開発し、搭載。シークレットシグネチャーとして、2トーン装飾のダイアル外周部にMINERVAの名を刻んだ。こちらのヘリテイジシリーズは、1940年代~50年代のクラシックな腕時計に敬意を表すコンセプトから生み出されている。
スペック:手巻き(自社製Cal.MB M14.08)、毎時1万8000振動、約80時間パワーリザーブ。18Kホワイトゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径39mm(厚さ9.5mm)。5気圧防水。世界限定148本。
淡いゴールドとグリーンの掛け合わせで希少限定の新たな魅力を引き出す
「モンブラン 1858 スプリットセコンド クロノグラフ リミテッドエディション18」Ref.128085 価格要問合せ
1930年代にミネルバによって製造された、46mm径の歴史的な軍用クロノグラフを再解釈し、形作られた少量生産モデル。ライムゴールドと名付けられた18Kゴールド特殊合金は、使うことによって独特の淡い黄緑色へと変化していくのが特徴だ。モデル名の“1858”は、ミネルバ工房の設立年であり、1920年代~30年代に製造されていた山岳探検時計や軍用時計に着想を得たモデルであることを指す。
スペック:手巻き(自社製Cal.MB M16.31)、毎時1万8000振動、約50時間パワーリザーブ。18Kライムゴールドケース(シースルーバック)、ヌバックアリゲーターストラップ。直径44mm(厚さ14.2mm)。3気圧防水。世界限定18本。
ミネルバを象徴するモノプッシャー クロノグラフにブロンズ素材を使用
「モンブラン 1858 モノプッシャー クロノグラフ オリジンズ リミテッド・エディション100」Ref.128506 348万8650円
1930年代にミネルバが開発した46mm径モデルを現代に復刻。ブロンズ特殊合金製のビッグサイズケースに、ベージュのエレメントを加えたブラックダイアルを備え、絶妙なヴィンテージスタイルを確立した。
スペック:手巻き(自社製Cal.MB M16.29)、毎時1万8000振動、約50時間パワーリザーブ。ブロンズケース(チタン製オフィサーバック)、アリゲーターストラップ。直径46mm(厚さ14.5mm)。3気圧防水。世界限定100本。
個性的なマルチタイム表示のワールドモデルにもブロンズケースが登場
「モンブラン 1858 ジオスフェール リミテッドエディション1858」Ref.128504 78万1000円
ダイアルの上部の北半球は反時計回り、下部の南半球は時計回りにそれぞれ24時間で1周するワールドタイマーのニューカラー。2004年のラインホルト・メスナーによるゴビ砂漠横断への敬意を込めた色彩である。
スペック:自動巻き(自社製Cal.MB 29.25)、毎時2万8800振動、約42時間パワーリザーブ。ブロンズケース、カーフストラップ。直径42mm(厚さ12.8mm)。10気圧防水。世界限定1858本。
「モンブラン(MONTBLANC)」を解説創業年:1906年 上品な素材とタイムレスな意匠にこだわる老舗ブランド。筆記具の名品 「マイスターシュテュック」(1924年)などで培った技術力と伝統をバックボーンに、1997年に時計界へ進出。2008年から自社キャリバーも製造中だ。 |
問い合わせ先:モンブラン コンタクトセンター TEL:0800-333-0102 https://www.montblanc.com/ja-jp
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