西日本随一の規模を誇る腕時計正規品販売店「oomiya 和歌山本店」で、先日開催された「タグ・ホイヤー デイ」のレポート後編(前編はコチラ)。2023年に誕生60周年を迎えたアイコニックピース「タグ・ホイヤー カレラ」が世界中で注目を集める、【タグ・ホイヤー(TAG HEUER)】の魅力を存分に味わえる一大時計イベントについて紹介する。
メーカーによる時計診断や機械式ムーブメントの内部についての学びもあるイベント
毎年恒例の行事としてoomiya 和歌山本店で開催されている「タグ・ホイヤー デイ」は、昨年、新型コロナウイルスの影響下から脱する社会情勢をもって3年ぶりに実施され、待望の開催に関西エリアの多くの時計好きが集まった。昨年に続いて実施されることとなった今回、その模様をレポートするべく、WATCHNAVI編集部は和歌山へと向かった。
イベント当日の雰囲気については前編の記事で触れたため、本記事ではタグ・ホイヤーが用意したサービスについて紹介する。
昨年の「タグ・ホイヤー デイ」に引き続き、今年もメーカーの技術者によるメンテナンス診断が行われた。これは、タグ・ホイヤーの時計を無料で診断してもらえるというサービスで、所有するタグ・ホイヤーの調子についての質問やオーバーホール時期の相談など、技術者に直接聞くことができるというもの。こうした機会は少ないため、タグ・ホイヤーユーザーにとって大変有意義として、同イベントの人気サービスとして継続されている。
また、メーカーの技術者がレクチャーしてくれるセミナーも実施された。取材日は、タグ・ホイヤーのマニュファクチュールムーブメント「キャリバー ホイヤー02」を分解し、その構造やクロノグラフが作動する様子、垂直クラッチの役割りなど、普段は見ることがない内部メカの奥深い世界に、約20名のセミナー参加者は興味津々の様子。こうした取り組みも、年に一度の「タグ・ホイヤー デイ」の楽しみである。
oomiya 和歌山本店とタグ・ホイヤーがタッグを組み、アフターサービスを含めた顧客との長期的な繋がりや、時計ファンを増やす「タグ・ホイヤー デイ」の活動には毎回感銘を受ける。そして何よりも、パンデミック明けのリアルイベントの重要性を感じずにはいられなかったイベントであった。
<タグ・ホイヤー デイの来場者にインタビュー>
WATCHNAVI編集部は来場者へのインタビューを実施させていただいた。快く受けてくださった皆さま、ご協力ありがとうございました! 再び、oomiyaプロデュースの時計イベントでお会いできましたら時計談義に花を咲かせましょう!!
「また利用したくなるoomiyaの安心感が好きです」
K.UさんとS.Uさんのご夫婦は、以前からoomiya 和歌山本店を利用されているとのこと。豊富な品揃えはもちろん、スタッフの豊富な知識や会話の楽しさ、そして笑顔など、また訪れたいと思わせてくれる温かな店づくりが好きだと語る。この日も、ペアでタグ・ホイヤーを購入されていた。
「私がフォーミュラ1のクロノグラフ、妻がリンクを選びました。フォーミュラ1は文字盤の色をブルーかグレーで迷いましたが、仕事中でも気兼ねなく着けられる職種ということもあり、存在感ある鮮やかなブルーにしました。クルマやレースが好きですし、自分にぴったりな一本だと思います。妻もブレスレット感覚で着けられて、シェルやダイヤモンドがキラリと輝くリンクがお気に入りのようです」
「クルマと時計は親和性を感じます」
坂上勝哉さん(写真中)と友規さん(右)はご兄弟。それぞれ、タグ・ホイヤー カレラの3針モデルをダイアルカラー違いで購入された。そんな2人にoomiya 和歌山本店を紹介したのが、同店をよく利用するという章Go[@shogo_watchMV]さん(左)。3人はスポーツカー乗りのグループで親しくなり、坂上さんご兄弟が本格的な時計を購入したいということで一緒に来店した。
(坂上勝哉さん)「色々な時計があって迷ってしまうところ、章Goさんや店員の方のアドバイスを受け、タグ・ホイヤー カレラに決めました。レースも好きなので、タグ・ホイヤーの名は知っていましたし、シンプルだけどデザインの主張があって様々な服装にも合うと思います。自動車イベントにも着けて行きたい!!」
(章Goさん)「2人にはあらゆる種類の時計を揃えていて、親切で信頼できる店員さんがいるoomiya 和歌山本店を紹介したかったのです。今回はタグ・ホイヤー デイということで、良い機会となりました。また3人で来たいですね(笑)」
oomiya 和歌山本店【タグ・ホイヤー デイ】で注目を集めたモデル
「タグ・ホイヤー カレラ クロノグラフ」 Ref.CBS2210.FC6534 80万8500円
タグ・ホイヤー カレラの60周年を機に生まれた新世代クロノグラフ。ブルーのバリエーション(Ref.CBS2212.FC6535)に比べてクラシックを強調したダイアルは、メインのブラックとサーキュラー加工が施されたシルバーカラーのインダイアルから構成されている。風防はサファイアクリスタル製で、「グラスボックス」と名付けられた1970年代のタグ・ホイヤー カレラに見られたヘサライト製ドーム型風防を現代的に再現。
スペック:自動巻き(自社製Cal.TH20-00)、毎時2万8800振動、80時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、カーフレザーストラップ。直径39mm。100m防水。
<取材協力>
◆oomiya 和歌山本店
TEL:073-474-0038
住所:和歌山県和歌山市栗栖755-1
営業:11:00~19:00
定休日:水曜
取り扱いブランドは、オフィシャルサイト(https://www.jw-oomiya.co.jp/)に掲載。
※表記価格は記事公開時の税込価格です。予告なく価格改定が行われる場合があります。予めご了承ください。
Text/山口祐也(WATCHNAVI編集部) Photo/嶋田敦之
- TAG