だから僕らは、カルティエの「角」に惚れている

カルティエの角型時計が持つ輝きは、一向に色褪せません。憧憬の対象であり続けるマスターピース「サントス」の魅力を、時計を愛する料理人、松嶋啓介さんに語っていただきました。

 

「時計に目をやるたびに、よりクリエイティブでいようと思う」

日本に帰ってきても時刻は調整せず、フランスに合わせたまま。オン・オフ問わずに愛用しているためケースには細かい傷が入るが、それもまた魅力

――今年の新作にもかかわらず、その腕に巻かれたサントス ドゥ カルティエには細かな傷がありました。

「仕事中も外さないんですよ。外すのは皿を洗うときくらい」(笑)

――ニースと原宿にフレンチレストランを構え、頻繁に仏日を往復。そんな松嶋さんにとってカルティエはフランス文化の象徴だといいます。

「複雑なものをシンプルに表現する。僕はこれを〝禅”と呼んでいます。〝単”純に〝示”す。その精神はこの時計にも通じていると思う。見た目はミニマルでも、背景には様々な想いがある。たとえばアルベルト・サントス=デュモンのエピソードには心惹かれますし、ワンタッチで調整可能なブレスレットは使う人を想ってのディテールでしょう。そんな作り手の想いが集合し、昇華されて形になる。僕の作る料理も、僕自身もそうありたいと想っています。より、クリエイティブに。この時計に目をやるたびに、強く思いますね」

自らをフランス文化の一部だと語る松嶋さんは、こう続けました。

「40歳の記念にこの時計を手にしましたが、この年になると人にどう見られるとか、あまり気にしません。時計に傷がついたって、それが自然ならいいじゃないですか。ある意味で、僕はこの時計に自分を投影しているのかもしれません」

 

松嶋啓介
20歳で渡仏し、各地で修行。25歳の誕生日に自らの店をオープンさせる。現在、日本国内でレストラン「KEISUKE MATSUSHIMA」のオーナーを務める。近著に『「食」から考える発想のヒント』がある。

 

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