正規時計店【oomiya】の協力を得て、特集を組んでいる本ランキング記事。和歌山本店(vol.1)、心斎橋店(vol.2)、京都店(vol.3)に続き、今回はoomiyaとして初めて東日本エリアに出店を果たした、「oomiya 仙台店」の人気時計トップ3について紹介する。
昨年7月にオープンしたoomiya 仙台店は、東北エリアで初めて「ウブロ」と「チューダー」を取扱うほか、宮城県内で唯一「ゼニス」を揃えるなど、同地区の時計ファンが切望していた人気ブランドのコレクションを販売している。国内の時計シーンに新しい風を吹き込んだ仙台店の店長・平田さんに、好調なモデルトップ3を尋ねたところ、同ショップの特徴が掴めるラインナップに。それらの魅力について、平田さんが詳しく解説してくれた。
<oomiya 仙台店> 平田 店長
【人気No.3】
ゼニス
エル・プリメロ A384 リバイバル
【平田さんの解説】
「エル・プリメロ」は1969年、当時の最高峰だった毎時3万6000振動のハイビートな自動巻きクロノグラフとしてデビューしました。以降のクロノグラフに影響を与えた、歴史に残る傑作時計といえます。
そのエル・プリメロの誕生から50周年にあたる2019年、伝説的なファーストモデルが復刻されました。翌年には、オリジナルにセットされていたゲイ・フレアー社製のラダーブレスレットを忠実に再現した「リバイバル」が登場。最新のリバースエンジニアリングによって、ケースからブレスレットまで当時のデザインが完全再現され、復刻というレベルを超えたオリジナルそのものの外観に、品質の高い現代的な素材が使われています。ムーブメントはオリジナルが載せていたキャリバー3019PHCの最新版であるエル・プリメロ400で、由緒ある血統を受け継いでいます。
安易な“復刻”ではない、シンボルであるエル・プリメロに対する強いこだわりを投じた「エル・プリメロ A384 リバイバル」。オリジナルを懐かしむ方はもちろんのこと、今もなお新鮮なトノー型ケースなどで知らない世代にも魅力的に感じていただける一本となっています。
「時計史に刻まれる名作が最新技術で完全復活!」
【人気No.2】
チューダー
ブラックベイ
【平田さんの解説】
「チューダー」は、ロレックスの創立者であるハンス・ウイルスドルフ氏によって1926年に創設された歴史あるブランドです。2018年に待望の日本本格上陸を果たし、仙台店ではオープン時から取扱っております。
人気はダイバーズコレクションの「ブラックベイ」です。60年以上に及ぶチューダー製ダイバーズの歴史が凝縮されており、200m防水や逆回転防止ベゼルなど、日常的な使用においても役立つ機能性の高さが魅力となっています。
そして搭載する自社製造のムーブメントも非常にハイスペックです。キャリバーMT5602は、シリコンヒゲゼンマイとフリースプラング式の歩度調整機構を採用。高度な耐磁性や耐衝撃性を実現しています。また、COSC認定クロノメーターの高い精度が保証されており、約70時間のロングパワーリザーブも備えています。カレンダー表示をあえて省いて、シンプルかつレトロなフェイスに仕上げている点も好印象で、着用シーンを選ばない汎用性も人気が高い理由です。
「高性能な自社キャリバーを搭載するダイバーズ」
【人気No.1】
ウブロ
ビッグ・バン ウニコ チタニウム セラミック
【平田さんの解説】
2004年、いくつもの時計ブランドを成功に導いてきたヒットメーカー、現会長のジャン-クロード・ビバー氏がCEOに就任したことで、ウブロは劇的な進化を遂げました。まさにラグジュアリーウオッチの新時代の到来を告げるリーディングブランドになったわけです。
ビバー氏が手掛けたコレクションが、ウブロの代表作となる「ビッグ・バン」でした。異素材を大胆に組みあわせるフュージョンコンセプトを推進して、2013年には4年がかりで開発した“UNICO”と名付けた自社開発・製造ムーブメントの搭載をスタートしました。秒積算計と60分積算計のそれぞれに独立したクラッチを用いたフライバック機能付きクロノグラフです。このキャリバーをデザイン面にも生かすため、スケルトン文字盤を使って歯車の輪列構造や日付ディスク、さらにはコラムホイールと水平クラッチの駆動する姿まで見ることができる設計が採用されました。
ウブロの真骨頂であるユニークな外装も健在です。チタニウムとブラックセラミックが織りなす個性あるデザインは、比類のないビッグ・バン独自のスタイル。ストラップは工具なしで脱着できるワンクリックシステムが採用されており、カスタマイズの余地もあります。オリジナリティ、ステータス、そして実用性も十分な高級クロノグラフの代表格です。多くのお客様がご試着になられ、その存在感に惚れ込まれています。
「メカニズムさえもデザインの一部とする斬新さ」
<取材協力>
oomiya 仙台店
TEL:022-398-4838
住所:宮城県仙台市青葉区一番町3-5-7
営業:11:00~19:30
定休日:水曜
※取扱いブランドは、オフィシャルサイト(https://www.jw-oomiya.co.jp/)に掲載。
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、休業日や営業時間の変更、一時休業などを行っている可能性があります。
※スタッフは接客時、感染症予防のためマスクを着用しています。
Text/WATCHNAVI編集部
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