「現状で満足してはいられない」——勢いを増すラグジュアリーウオッチブランド【ウブロ】のリーダーに未来の展望を聞く

1980年、スイスのニヨンで創業されたラグジュアリーウオッチブランド【ウブロ(HUBLOT)】。近年はキャリバーの自社製造や素材の独自開発などで存在感を示し、数多くの魅力的なタイムピースを輩出している。その勢いは凄まじく、日本国内においても新ブティックのオープンやポップアップブティックを展開し、積極的な姿勢を見せている。

WATCHNAVIは、快進撃を続けるウブロの総指揮を執るリカルド・グアダルーペCEOにオンライン取材を行う機会を得た。果たしてウブロは今後、どこへ向かうのか? そのインタビュー内容をお届けする。

 

<ウブロCEO リカルド・グアダルーペ氏>
1965年、スイス・ヌーシャテル生まれ。1994年にブランパンに入社。その後、独立して商品開発やマーケティングに深く携わる。2004年よりウブロ入社。マネージングディレクターを経て、2012年より現職に就任。

 

あらゆる側面からブランドの勢いを加速

(リカルド・グアダルーペ氏)「現在、約5年かけてマニュファクチュールを拡大する計画に取り組んでいます。ウブロは、マテリアルでもメカニズムでも、時計界をリードしていく存在です。ひとつのイノベーションで終わらず、そこからさらに新しいことができるとアピールすることが大切で、そのためには継続的な投資が必要です。現状で満足してはいられないのです」

確かにオレンジサファイアやフルサファイアなどの素材使いは、2021年の大きな目玉となった。しかも新開発キャリバーを搭載。数でも質でも、ウブロの開発力で他社を圧倒。さらに店舗展開でもコロナ禍の国内だけで銀座、伊勢丹新宿店、名古屋、大阪、京都の5店舗で話題を提供。リカルドCEOの言う拡大路線は、極めて複合的な意味を持っている。

「私たちにとってリアルなショップというのは、ウブロの世界をお客様に体感していただくための場所。ブティックには当然、最高の空間が整っています。そして、これから日本で強化していきたいのはEコマースですね。日本は可能性があると感じます。理解あるオフィシャルリテーラーの方々のおかげでウブロは全国的に好評いただいていると聞いています。より多くの人に私たちのことを知っていただくべく、多くのパートナーと手を取り合いながら、これからさらに勢いを加速していきたいと思っています」

 

2021年のウブロを象徴する逸品


ウブロ「ビッグ・バン インテグラル トゥールビヨン フルサファイア」Ref.455.JX.0120.JX 4901万6000円

ブリッジにサファイアクリスタルを使った新型フライングトゥールビヨン「キャリバーHUB6035」を搭載。ブレスレットにいたるまでサファイアクリスタルで統一し、圧倒的に透明感のあるコンプリケーションモデルを作り上げた。

スペック:自動巻き(自社製Cal.HUB6035)、毎時2万1600振動、約72時間パワーリザーブ。サファイアクリスタルケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径43mm(15.25mm)。3気圧防水。世界限定30本。

 

問い合わせ先:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ TEL.03-5635-7055 https://www.hublot.com/ja-ch

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