【IWCシャフハウゼン(IWC SCHAFFHAUSEN)】は、1868年にスイスのドイツ語圏の州、シャフハウゼンで創業された老舗のウオッチブランドである。伝統的なクラフツマンシップとアメリカ式の機械技術を融合し、これまでにいくつもの優れた時計を輩出してきた。
そんなIWCシャフハウゼンのクリエイティブディレクターであるクリスチャン・クヌープ氏に、2021年に発表した新パイロット・ウォッチについて尋ねた。
パイロット・ウォッチのもっともシンプルな姿を表現
(クリスチャン・クヌープ氏)「今回のパイロットのニューモデルは、新しいサイズの追加がメインとなります。ビッグ・パイロット・ウォッチは7日間パワーリザーブを備えるデイト表示付きの46mmモデルに対し、43mmのバリエーションを加えるにあたって機能をよりシンプルにしようと考えました」
85年の歴史を有するIWCの航空時計に加えられた魅力的な2021年モデル。とりわけ43mm径のビッグ・パイロット・ウォッチと41mmのパイロット・ウォッチ・クロノグラフは、これまでサイズが大きすぎるとして諦めていた人たちにも響く、デイリーユースにも最適なタイムピースとしてまとめられている。
「1940年のビッグ・パイロット・ウォッチ 52 T.S.C.やマークⅪといったアーカイブにも共通する、航空時計としての典型を用いたのです。従来のクロノグラフも直径は43mmですが、新作とは厚みからして違うので見比べてみてください。そのパイロット・ウォッチ・クロノグラフも41mmの新しいサイズをデザインしました。43mmとの違いのひとつが搭載するキャリバーで、その変更に伴ってスモールセコンドの位置が変わっています。それと10気圧防水へのスペックアップ、シースルーバックになったことも大きいでしょう。文字盤はブルーとレーシンググリーンの2色としました。このグリーンは個人的にも好みのカラーです。
これら2021年リリースモデルは、EasX-CHANGEシステムで簡単にバンド交換ができます。人間工学に基づいたテーパーをつけた5連ブレスレットやレザー、ラバーなど、いろいろな組み合わせを楽しんでください」
シンボリックな大型パイロット時計を43mmにダウンサイジング
「ビッグ・パイロット・ウォッチ 43」Ref.IW329303 106万1500円
1940年代の軍用観測時計から着想を得た大型リューズや鋲打ちストラップなどの意匠を継承しながら、43mm径にサイズダウン。従来機の定番装備だったパワーリザーブとカレンダーの表示を排し、シンプルを追求した。夜光付きのエレガントなブルーダイアルと、同色のカーフスキンストラップを組み合わせた。
スペック:自動巻き(自社製Cal.82100)、毎時2万8800振動、60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、カーフストラップ。直径43mm(厚さ13.6mm)。10気圧防水。
独自ストラップ交換システム、41mm径、10気圧防水で使い勝手がアップ!!
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41」Ref.IW388104 91万3000円
ロングセラーの航空クロノグラフを41mm径の新サイズで提案。小ぶりになって装着性が高められているのと同時に、10気圧防水へのスペックアップ、工具を使わずに専用ストラップに交換できる仕組み「EasX-CHANGEシステム」の搭載など、さらに実用的な仕様になっている。
スペック:自動巻き(自社製Cal.69385)、毎時2万8800振動、46時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径41mm(厚さ14.5mm)。10気圧防水。
「IWCシャフハウゼン」を解説創業年:1868年 スイス伝統技術と米国最先端技術を融合して1868年創業。翌年、傑作「F.A.ジョーンズ・キャリバー」を完成させた。パイロット・ウォッチ(1936年)、アクアタイマー(1967年)、ダ・ヴィンチ(1985年)など多くの傑作を輩出。 |
問い合わせ先:IWCシャフハウゼン TEL.0120-05-1868 https://www.iwc.com/jp/ja/
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