【愛機を長く使用したいあなたへ】知っておくべき腕時計の正しい取り扱い方法は、たったの4つ!

腕時計の手入れや保管方法まで、知られざる裏技テクやノウハウをご紹介する本企画。10/30に公開した「そのお手入れがサビや歪みを招いているかも?!絶対に「やってはいけない」セルフケア5ヶ条」の記事では、トラブルを招く可能性があるセルフケア方法をご紹介しました。今回は、腕時計を長く使うための正しい取り扱い方法を伝授します。

腕時計の正しい取り扱い方①:リューズ操作をする時は、時計を腕から外す

リューズは直径1mmほどの軸部品で構成されている繊細なパーツ。時計内部の歯車と複雑に噛み合いゼンマイを巻き上げる構造になっています。
時計に慣れてくるとぞんざいに扱いがちですが、腕に着けたまま操作を行うと斜め方向から無理な力が加わり、軸部品の曲がりや緩みなどトラブルの原因となるので要注意です。

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理想的な操作法はこちら。(画像下参照)汗などで指が濡れていると、内部に湿気や水気が浸入しやすいので操作前に必ず確認してください。

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腕時計の正しい取り扱い方②:クオーツ時計も週1回を目安にリューズを使う

時刻調整やゼンマイの巻き上げなど、日々頻繁にリューズを操作する機械式時計に比べ、クオーツ時計の場合はリューズに触れる機会が少ないもの。ですが、リューズ周りは意外に皮脂やホコリなどの汚れが溜まりやすく、長く放置したままにすると凝固して腐食やサビの原因ともなるのでご用心。

トラブルを防ぐには、週1回程度、リューズを数回、空回しして汚れなどを弾き飛ばしてしまうのが効果的です。ネジ山や根元部分などに落ち切れない汚れが残っている場合には、ブラシや爪楊枝などを用いて丁寧に拭っておきましょう。

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腕時計の正しい取り扱い方③:ブレス類の長さは指1本入る程度に

ブレス類は、「きつめ」に着けると、風通しが悪くなり汗などが蒸発しにくくなることも。ピタッと腕に密着しているより、腕の動きに合わせて少し動く程度の方が通気性が向上します。さらに、革素材やバネ素材(メタルブレスのコマ間を繋ぐバネ)を傷めず、寿命も長持ちするので、「やや緩め」に装着できるようにしましょう。

目安としては、指1本分のスペースを空けるのが、最も機能的で、見た目にも美しいとされています。

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腕時計の正しい取り扱い方④:磁気の影響を避けるため、機器から5cmは離す

金属部品で構成される時計は、磁気を帯びると+と-が引き合ったり反発し合ったりして、精度誤差や作動不良を起こすもの。そう考えて「携帯機器やPCなどは恐る恐る使っている」方も多いかもしれませんが、AV機器類の発する磁気というのは5㎝離れれば気にならないほど微弱になります。5㎝というのは成人男性の親指程度の長さ。通常の使用方法では、それほど近づくことは少なく、あまり神経質になる必要はないのでご安心ください。

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ただ、「鞄の中にスマホと一緒に時計を収納する」「PCの上に時計を置く」などの行動は、磁気と密着しやすいので気を付けましょう。

取材・撮影協力/共栄産業

【URL】
共栄産業 http://www.kyoeico.com/

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