10/14に公開した「夏の間のヨゴレ、放置してない? ケース&ブレスに潜むサビを今すぐ落とす、爽快セルフメンテ術」の記事では、ケースとブレスに蓄積したサビの簡単な落とし方をご紹介しました。
今回は、そんなブレスを磨く際や、ベルトをカスタマイズする時にも使える交換方法の手順やコツ、注意点などを伝授。「素人だと作業するのは難しそう…」と思っている方もきっと多いことでしょう。ですが、実は専用工具さえあれば意外と簡単なのです!
自分で交換ができれば、気分や用途に応じていつでもベルトを自由に着け替えすることが可能。知っておいて損はないので、ぜひマスターしておきましょう。
そもそもブレスやベルトは、どうやって固定されている?
時計のブレスレットやベルトはラグと呼ばれるケース突起部に、写真の「バネ棒」部品で固定されています。この「バネ棒」とは、その名の通り内部にバネが収納された部品で、肩部分(①の箇所)を押すと、伸縮部分(②の箇所)が縮み、ケースから取りはずせる構造になっています。その肩部分を押し下げるための専用工具が、「バネ棒はずし」です。
「バネ棒はずし」とは?
「バネ棒はずし」の先端部は、「棒状」と「二股状」の2タイプがあります。ラグの形状によって、それぞれを使い分けられるようになっていて、「棒状」は横に穴の開いているタイプのラグ、「二股状」はそれ以外のタイプのラグに使用します。
取りはずしの前にやっておくべきこと
取りはずしの前に、まずはラグの方式を確認。写真の時計はラグ横に穴のないタイプなので、「バネ棒はずし」の二股状先端部を使用します。
また、作業中にバネ棒が飛び出してもラグにキズを付けないよう、セロテープなどを貼ってマスキング処理も施しておきましょう。
次回はいよいよ、取り外し~取り付けまでの実践編!簡単なステップとコツさえつかめば誰でも交換ができるので、ぜひトライしてみてくださいね。
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