試着レビュー【ミドー】50年前に登場したTVケース型ウオッチが現代スペックで復活

ミドー(MIDO)】から50年前にミドーによって作られたクラシックシェイプのテレビ型モデルがマルチフォートコレクションで復活した。「マルチフォートTVビッグデイト」の価格は16万3900円(税込)~となる。

テレビの形状を想起させるレトロなケースデザイン

 

ミドーは、角が丸く、控えめなサイズで、正方形に近い長方形の画面を持つ初期のテレビのデザインをいくつかのモデルで採用した。50年後「マルチフォートTVビッグデイト」として復活を果たした。この時計は光を反射して変化する美しいグラデーション文字盤を特徴としており、針とインデックスには夜間でも明るく光るスーパールミノバが使用されている。さらに、12時位置には大きく日付を表示するビッグデイト機能も搭載され、実用的に仕上がっている。

「マルチフォートTVビッグデイト」は、形状に細部までこだわっており、フラットでスクエアなサテン仕上げのベゼルは文字盤を囲み、中心から外側に向かって徐々にブラックへと変化するグラデーション文字盤を採用。3時位置から9時位置にかけては水平にサテン仕上げが施され、30分ごとに台形のインデックスを配することで視認性にも考慮している。さらに、ラウンドインデックスには、ホワイトのスーパールミノバ®がブルーグリーンに発光し、夜間でも見やすい。

ベゼルの12時位置にある特徴的なドットは、マルチフォート コレクションのラウンドインデックスを想起させる。このスタイリッシュなベゼルを持つケースに装着されるブレスレットは、ポリッシュ仕上げのセンターリンクとサテン仕上げのサイドのコマにより、立体感を演出している。両面無反射加工を施したサファイアクリスタルと、ダイヤモンドカットとファセットを施した針を組み合わせて、独自のデザインに仕上げている。

シースルーバック仕様の裏蓋からは、コート・ド・ジュネーブ装飾とミドーのロゴが刻まれたローターを備えたキャリバー80の動きを見ることができる。このモデルは最大80時間のパワーリザーブを備えており、耐磁性、耐衝撃性に優れた最先端素材ニヴァクロン™製ひげゼンマイにより、優れた精度を実現している。

TV型ケースに現代スペックを搭載して復活させた「マルチフォートTVビッグデイト」は、グリーン、グレー、ブルーの3色のグラデーション文字盤のブレスレット3モデルに加え、ネイビーブルーとオレンジのラバーストラップの2モデル、計5モデルが登場する。カラーの組み合わせで見た目の印象が大きく変化するため、どのモデルを選ぶか大いに迷うはずだ。

ミドー「マルチフォートTVビッグデイト」 Ref.M049.526.11.041.00 16万8300円/自動巻き(Cal.80)、毎時2万1600振動、最大80時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット、サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径40mm、厚さ11.5mm。重量155g。10気圧防水。

 

問い合わせ先:ミドー/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7190 https://www.midowatches.com/jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。

Text/平野翔太(WN編集部)

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