驚愕のクオリティー&コストパフォーマンスが魅力! 自社キャリバー搭載で初GMTモデル「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ GMT」

自社キャリバー&GMT搭載のスペシャルな1本

文/渋谷ヤスヒト

今回レビューするのはタグ・ホイヤーのバリバリの新作。2018年3月のバーゼルフェアで発表されたばかりの新作クロノグラフだ。このモデルのいちばんのセールスポイントは、タグ・ホイヤーの最新の自社キャリバー(=ムーブメント)「ホイヤー02」を搭載し、さらに自社キャリバー搭載モデルでは初めてGMT機能(24時間で文字盤を1周する専用針)を搭載しているという点だ。

タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ GMT 70万2000円/自動巻き。ケース径45mm。SSケース&ブレスレット。スケルトン文字盤。シースルーバック。100m防水。 ※レザーストラップモデルは68万5800円

「自社キャリバー=高価」という「常識」

今の時計業界では、自社キャリバーを搭載する機械式腕時計は珍しくない。多くの時計ブランドが新作の特長に「自社キャリバー搭載」を誇らしげに掲げている。

だが今から20数年前の1990年代には、自社キャリバーを搭載する機械式腕時計は少なかった。なぜならスイス時計業界では、ごく一部の特別なブランドを除けば、ムーブメントは「ムーブメントの専門メーカーから買うもの」だったからだ。

筆者が機械式腕時計の取材を始めた1990年代半ばはちょうど、今風に言えば「意識の高い」一部の時計ブランドが、自社ムーブメントの開発製造に乗り出した時期だった。ではなぜその頃、時計ブランドは自社ムーブメントの開発製造、つまり時計作りの「マニュファクチュール化(自社一貫生産)」を目指したのか。理由は2つある。

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