性能も機能もスゴいが、ケースとブレスレットの美しすぎる仕上げにただただ心を奪われるG-SHOCK『GMW-B5000D』

……と、こうした機能や性能も『GMW-B5000D』の魅力ではあるのだが、初めて見たときに衝撃を受けたのは、何よりもそのルックス。誕生以来35年にわたるスクエアフォルムのデザインがステンレスで生まれ変わり、その加工処理はずっと眺めていたくなるほど。これぞ、美しすぎるG-SHOCK!

聞けば、この金属加工や仕上げも相当に手間がかかっているという。従来の樹脂モデルは金型に液体の樹脂を流し込む射出成形が用いられているが、これをメタルに利用すると加工が難しくなってしまう点から『GMW-B5000D』ではステンレスをプレスして成形。しかも、1回ごとのプレスのあとに、焼き鈍しや研磨などの工程を挟みつつ、10回以上もプレスしているのだとか。この手間、そしてこの仕上がり。6万円はハッキリいって、安い!

今でこそ、G-SHOCKは腕時計のスタンダードとなり、ジャケットスタイルに合わせることも当たり前の光景になった。しかし『GMW-B5000D』はステンレスケース&ブレスレットにより、ジャケットスタイルとも好相性。一方で、カジュアルなコーディネートにおいても、これまでのG-SHOCKとはひと味違う雰囲気を醸すことになった。ピッカピカに磨き上げられたケースとブレスレットはラフなスタイルのアクセントになってくれる。しかも、Tシャツ&ショーツのようにシンプルなコーディネートであればあるほど、時計の存在感が際立ってくる。フルメタルG-SHOCKを着けていることのうれしさを実感させてくれるのだ。

『GMW-B5000D』を手に入れてから2週間が経ったある日。ケースにキズが入ったときにはさすがにへこんだが、こうなったらガンガン使いまくって、キズだらけになったG-SHOCKを着けてやろうかと、ようやく思えるようになってきた。ピッカピカのG-SHOCKもたしかに美しいけれど、キズだらけでもものすごくカッコいいのではないか……!? それを期待させてくれるだけの魅力が『GMW-B5000D』にはある。

 

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