電子工学を駆使して独自路線に邁進
計算機や精密機器の開発・製造で知られる総合電子機器メーカーのカシオは、1974年に時計界へ進出。デビュー作となる「カシオトロン」は、世界初のオートカレンダー機能を搭載したデジタルウオッチとして話題を呼んだ。以来、世界をリードする最先端電子工学技術を駆使した時計開発では、他社の追随を許していない。
1983年に発表した元祖タフネスウオッチ「G-SHOCK」で世界的ブームを巻き起こし、1995年発表の「プロトレック」がアウトドア愛好家の熱烈な支持を得るなど、確固たる地位を確立。近年では流麗なデザインの「オシアナス」や高機能クロノの「エディフィス」、2017年には「Connected エンジン 3-Way」を発表。2018年にはソーラー電波+Bluetoothのハイブリッドモジュールを完成させるなど、独自の先進テクノロジーを駆使した時計開発に挑み続けている。