先日、上海で開催された「プラネット オメガ エキシビション」の会場には、現在のオメガを構成する6つの重要なエレメントが整理され、紹介されました。そんなオメガの“惑星”に、ウオッチナビ編集部が潜入。壮大なスケールのイベントをレポートします。
6つの要素で構成される「オメガの惑星」
筆者にとってオメガとは、憧れであり、遠くに住む兄弟のように気の置けない存在。何を隠そう初めて購入した機械式時計です。当時は〝オメガ〞というブランドネームというより、キラリと磨かれた外装にひと目惚れした思い出があります。
まずJames Bondの展示を見ました。ボンドの映画展示の合間には、歴代のボンドモデルが並びます。10年以上前のダイバー 300Mがありましたが、外装のクオリティでいうと、現行は段違いに良くなっていると実感。「ブランドとは、素材であり精度やその他のことを指すのであって、ロゴのことではない」とアッシェリマン社長が語ったことが頭をよぎりました。
続けて、Precisionのブースには、マスター クロノメーターの鑑定証などがありました。ブラン ドの起源としてオメガキャリバ ーとも呼ばれる19ラインキャリバーがあり、いまなお時計の機械が同社の重要なエレメントなのだと感じました。近年マスター ク ロノメーター搭載モデルの5年保証を発表しましたが、いかにムー ブメント開発へ投資しているかの表れといえるでしょう。
さて、中央の惑星オブジェの付近でデ・ヴィルを見かけました。その後ろにはGlamourのブースがあり、数々のアンバサダーたちの展示が微笑んでいました。エキシビション前に取材した、アンバサダーであるエディ・レ ッドメインのことを思い出しました。彼は、お父様がしていたデ・ヴィルに子どもの頃から憧れ、初めて手にした時計は受け継いだそのオメガだったといいます。
「僕とオメガとは、“家族のような絆や歴史”が混じり合っている点でとても似ている。かつ て父がオメガを選んだことで、僕の憧れの時計もオメガであったように、それぞれ絆と歴史があるものです。オメガも月面着陸やシーマスターなど、過去のステップを踏んだからこそ、いまの家族があると思います。それから、ハイブランドと僕らのようなハリウッド俳優に共通することは、“ストーリーテリング”を大切にすること。ブランドなら偉大な歴史や時計について、素晴らしい物語を伝えていくのが僕ら俳優の重要な仕事です。それは、ファンの皆さんのことも後押しできる貴重なことなのです」(エディ・レッドメイン)
彼の言葉通りにエキシビショ ンでの6つの要素は、密接に影響しあって現在のオメガを形作っていました。スピードマスターひとつで大きなパワーを持つブランドですが、ここだけに終始せず 、“巨大な星”のように多面的であることがオメガたる所以なのです。
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問:オメガお客様センター TEL.03-5952-4400
https://www.omegawatches.jp/ja/
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