【ベル&ロス(BELL & ROSS)】から2019年にデビューした「BR 05」。BRコレクションに共通する、航空機のコックピット計器にヒントを得た“四角の中に丸”のデザインを受け継ぎながら、都市での使用にマッチするアーバンスタイルという新コンセプトを取り入れて成功を収めている。この人気シリーズに“HOROLUM(ホロラム)”が本数限定で登場。実機に触れた感想をここにまとめる。
フルマイクロブラスト仕上げの外装にスーパールミノバのグリーンが際立つ
ベル&ロスが“HOROLUM”のファーストモデル「BR 03-92 HOROLUM」をリリースしたのが2017年のこと。時計製造や時間を表す「Horo」と光を意味する「Lum」の組み合わせから命名された特別仕様で、その無機質な外装にスーパールミノバの鮮やかなグリーンがアクセントとして効いたユニークなデザインが評価され、人気を博す一本となった。そのような“HOROLUM”の特徴を備えるBR 05の新バージョンが発売開始となった。
都会的なライフスタイルにマッチするBR 05は、ケースとブレスレットに一体感のあるトレンドデザインを採用しており、メタルの美しさを引き出すポリッシュとサテンの仕上げを巧みに使い分けたラグジュアリーかつスポーティなコレクションである。今回の新作「BR 05 HOROLUM」は、そのケースとブレスレットの調和を生かしつつ、よりスポーティシックな印象にまとめられている。その理由が、マイクロブラスト加工を全体的にかけていること。エレガントな佇まいのまま、落ち着きのある外観を形成しているのが見どころのひとつと言える。
シンプルで判読しやすい形状の針とインデックスには、それぞれ蓄光型のフォトルミネセンスコーティングがなされている。今回、時計界で使われている中でも、もっとも高品質で高額なクラスのスーパールミノバC5が採用されていることも注目だ。これによって強力かつ長時間に渡ってグリーンの発光が継続。暗闇における高い視認性を発揮すると同時に、無骨なコンクリートを思わせる無機質なマットグレーダイアルを幻想的に照らす。それはあたかもモダンな建築物の明かりにも似ており、都市部のネオンのようでもある。「BR 05 HOROLUM」には、パリ生まれのベル&ロスらしいエスプリの効いた“演出”が詰め込まれているのだ。
問い合わせ先:ベル&ロス ジャパン TEL.03-5977-7759 https://www.bellross.com/ja/
Text/WATCHNAVI編集部
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