【試着レビュー付き】セイコー プロスペックスの本格クロノグラフ(限定)は、サイズの割に装着しやすくて視認性も操作感も良好

ダイビングやトレッキングといった過酷なフィールドに対応する腕時計をラインナップしている【セイコー プロスペックス(SEIKO PROSPEX)】に、2021年は本格派のクロノグラフが誕生した。その名も、「プロスペックス スピードタイマー メカニカル クロノグラフ」。この注目の機械式クロノグラフを、WATCH NAVI編集部員が約1週間使い、印象を評価。見た目では伝わりにくい魅力まで、トコトン解説する。

重さは確かに感じた(メーカー公表は194g)。だがケースとブレスレットの比重バランスが素晴らしく、ブレスの堅牢性も手伝って良好なフィット感が得られた。白シャツとの組み合わせも◎

ユーティリティを求めた結果、形作られた“使う”クロノグラフ

 

これまでに様々な機械式クロノグラフに触れてきた筆者が、「プロスペックス スピードタイマー メカニカル クロノグラフ」に抱いた第一印象は、久しぶりに重厚なクロノグラフが登場したな、というもの。ステンレススチールの外装はサテン仕上げを多用して光の反射を抑え、風格あるタフなスタイルに纏められている。限定モデル(SBEC007)もレギュラーモデル(SBEC009)も、それぞれのコンセプトに基づいた設計で、計器を想起させるのが実に個性的だ。

外出先でシースルーバックをチェック。機械式の醍醐味だ。裏側はテンプの振動が見えるシンプルな作りとなっている

 

一方、装着した際の感想が全く異なるものになるから驚きである。ズッシリ感はあるものの、腕へのホールド性が高いこともあってストレスを感じない。高さのあるケースだがムーブメントが裏蓋に近い側に搭載された低重心仕様のため、腕の上でグラつきにくいのだ。これは写真や公表数字では伝わりにくい魅力と言っていい。

移動中、道端に咲いていた冬のヒマワリに出くわしたときのワンカット。ヒマワリのような華やかさはないデザインであるものの、とくに晴天の下での視認性がすこぶる優秀

 

文字盤の読み取りやすさは説明の必要がないかもしれない。限定モデル(SBEC007)はあえて時字を省き、ストップウオッチの60秒表記を用いた関係で計測数値も読み取りやすい。カウンターを2つに絞ったことも、美しい外観に貢献している。

10気圧防水や日付表示もあり、デイリーユースの一本として活用できるが、人によってはサイズが気になるところだろう。クロノグラフの操作性も考慮した形や大きさであるという点を納得できる人ならば、満足感が高いはずだ。

 

装着感の良さに感銘。また押したくなるボタンのクリック感も堪らない自動巻きクロノグラフ

セイコー「プロスペックス スピードタイマー メカニカル クロノグラフ 限定モデル」Ref.SBEC007 35万2000円

1964年開催の東京五輪向けに開発された、当時最高精度で操作性も高かったストップウオッチをモチーフとする本格クロノグラフ。これまでダイバーズが中心だったスポーツウオッチブランド「セイコー プロスペックス」において、もうひとつの基軸となる“クロノグラフ”の第一弾として誕生した。ケースからブレスレット、ムーブメントまで新設計という力作である。

スペック:自動巻き(自社製Cal.8R46)、毎時2万8800振動、約45時間パワーリザーブ、日差+25秒~-15秒。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット(交換用カーフストラップが付属)、デュアルカーブサファイア風防(内面無反射コーティング)。直径42.5mm(厚さ15.1mm)。10気圧防水。世界限定1000本。

 

問い合わせ先:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012 https://www.seikowatches.com/jp-ja/

Text/WATCHNAVI編集部 Photo/谷口岳史

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