常識を打ち破る傑作を 数多く輩出する
グランメゾン、カルティエの時計進出は、世紀末に代目のルイ・カルティエが経営参画したことから始まる。彼は、スイスとは全く異なるアプローチで、時計部門を設立。1900年代に入り、ルイはエドモント・ジャガー(後のジャガー・ルクルト代表)と邂逅。1904年に飛行家アルベルト・サントス=デュモンの依頼を受けて、世界初の男性用腕時計「サントス」を完成させたのである。
その後、1917年にはメゾンを代表するモデルでもある「タンク」も誕生した。
メンズウオッチの歴史を切り拓いたカルティエは、2010年になって初の自社製自動巻きムーブメントを搭載した「カリブルドゥカルティエ」を世の男性に向けて開発。年には、メゾンを象徴する「タンク」の新型、年は新コレクション「ドライブドゥカルティエ」を発表、年には名作「パンテールドゥカルティエ」が復活。リシュモングループの盟主として創造力豊かな開発を行っている。