マニュファクチュールを貫く時計の”発明家”
ジャガー・ルクルトは、時計大国スイスでも数少ない、長年にわたってマニュファクチュール体制を続けている名門である。創業者は、1844年に「ミリオノメーター」を発明し、時計製造の歴史を変えたアントワーヌ・ルクルト。ムーブメントの開発では、1890年の段階で125種類ものムーブを製作する、まさに発明家であった。
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腕時計の開発では、1931年に世界初の反転式角型ウオッチ「レベルソ」を発表。このモデルは、いまも世界中で愛されるロングセラーである。他にも、1953年にはリューズなしの自動巻き時計「フューチャーマティック」、1956年には初の自動巻きアラーム時計「メモボックス」などの傑作を、20世紀半ばに手がけてきた。
近年も、厳正なる自社規準「1000時間コントロールテスト」の基で、時計界随一のタイムピースを意欲的に製作している。