時計界の名機を生んだマニュファクチュール
ゼニスは1865年の創業後、1875年には海軍用計測器やポケットウオッチを製造し、瞬く間に従業員1000人規模の巨大ブランドへと成長。確かな技術力を誇るマニュファクチュールとして、国際見本市や博覧会で2333もの賞を獲得してきた。
1969年に作り上げた毎時3万6000振動の「エル・プリメロ」は、他ブランドのクロノにも採用されるなど、20世紀の傑作ムーブとしても著名。その誕生40周年を迎えた2009年は、コレクションの一斉再編を断行し、第一世代のモデルをモチーフとした〝オリジナル〞を発表。その後は、ハイビートクロノの「エル・プリメロ」と、3針ムーブの「エリート」を軸に、17年、毎秒36万振動のムーブを搭載した「デファイ」などを発表。新生ゼニスを印象づけるラグジュアリーなコレクションを多彩に展開して話題を呼んでいる。
【ゼニスの代表作】
クロノグラフ秒針が超高速回転1/100秒を精密計測
時刻表示用とクロノ用で独立したギアボックスと脱進機構を搭載することで、毎時3万6000振動(時刻表示)と毎時36万振動(クロノ)を実現。センターのクロノ秒針は1秒間に1回転し、1/100秒単位を表示。自動巻き。チタンケース。
1960年代のモデルにインスピレーションを得て、エル・プリメロを2カウンター仕様に構成。ラウンド型のプッシュボタンやフルーティング加工されたリューズなど、ヴィンテージティストが満載。自動巻き。SSケース。
古色を帯びた独特な色合いで、時計界で人気沸騰中のブロンズ素材をケースに採用。視認性に優れた大型インデックスには、グリーンに輝く自発光性夜光スパールミノバSLN C1が塗布されている。エル・プリメロ キャリバー4069搭載。自動巻き。
「エル・プリメロ」Cal.4061の動きが文字盤から確認できる“オープン”に、1969年のオリジナルと同じカラーリングを採用したヒストリカルピース。ナイトブルーの30分積算計が印象的だ。自動巻き。
【ゼニスの新作時計2018】
毎時3万6000振動の時刻表示用と、毎時36万振動のクロノグラフ用の2つの心臓部を持つデファイが、2年目の今年から一大ファミリーへと拡大。3針エリート搭載モデルが加わり、ブレスレットやラバーストラップの拡充やムーブメントの受け板をカラーリングする新展開も見られた。
アヴァンギャルドなオープンワークが際立つ3針デファイ
1年で人気モデルに成長したデファイに、軽快に着けられるチタンケースの3針モデルが加わった。星をかたどったモダンなオープンワークと、ブルーのシェード&ストラップが目を引く。カットした6時小窓で日付を表示。
クロノグラフ用に毎時36万振動の独立した脱進機を持つ人気モデルの新色。フレーム状の地板を爽やかなブルーとし、30分積算計や自動巻きローター、ストラップも同色に染め上げた。
昨年話題を集めた40㎜サイズに、ブロンズモデルが登場した。マットブルーのダイアルと、ブルーのオイリーヌバックレザーストラップが好相性。クラシック感がたまらない!
○ZENITH(ゼニス)
創業年=1865年
創業者=ジョルジュ・ファーブル=ジャコ
創業地=スイス/ル・ロックル
現CEO=ジュリアン・トルナーレ
問LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス 03-5524-6420
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