【腕時計ブランドの教科書 ティソ】先進技術と伝統をバランス良く製品に反映する老舗ブランド(TISSOT)

2018/12/11 7:00
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先進技術にも秀でたマルチスペシャリスト

ティソは、ティソ親子が創業し、ゴールドケース職人の父フェリシアンと時計師の息子エミールの働きによって事業を拡大。早くからロシア、北米、ラテンアメリカ市場へと進出した老舗ブランド。

シャルル・フェリシアン・ティソ(左)と、その息子のシャルル・エミール・ティソのティソ親子が創業
日差しが降り注ぐ1920 年代の本社工場。この時すでにオートメーション化を達成していた

近年は、1999年にガラスへのタッチで各種機能のモードが切り替わる「T‐タッチ」の 発表でハイテク分野での技術力をアピール。その一方で、アールデコ調の名機、通称「バナナ ウォッチ」を復刻するなど、自社の持つ先進技術と伝統をバランス良く製品に反映している。

ロシア宮廷貴族からの要望によって1916 年に製造された初代バナナウォッチは、アールデコスタイルを体現した時計界の傑作

自転車レースの最高峰「ツー ルド・フランス」など、スポー ツ大会の公式計時も担当してお り、毎年のようにコラボモデル を発表中。その完成度の高さは世界的に評価が高い。

 

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