実用性の追求から生まれた様々な革新メカニズム
現代のボール ウォッチは、エンジニアハイドロカーボンに採用されるアイコニックな「セーフティロック・クラウンシステム」に代表されるように、優れたアイデアを直ちに具現化する柔軟さがある。近年でも、デザインの幅を広げるシートタイプのマイクロ・ガスライトや、透磁率の高いミューメタルを使った耐磁性構造など、革新的なメカニズムをいくつも打ち出しており、熱視線を送る時計愛好家は多い。その開発はムーブメントにまでおよび、テンプの耐振動性能を高める「スプリングロック」を開発。さらには自社ムーブメントまで完成させてしまった。これの量産化が軌道に乗れば、さらに多くの自社製ムーブメント搭載機が出てくることも容易に想像がつく。
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LA CHAUX DE FONDS[ラ・ショー・ド・フォン]
現在のボール ウォッチの製造拠点は、スイス時計産業の中心地ラ・ショー・ド・フォン。世界トップクラスの時計製造技術が根付く街で創業時の鉄道時計から続く性能を継承したスイスメイドの堅牢な実用時計を日々、作り出している。
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ボール ウォッチのタイムピースの組み立てが行われる建物(写真下)。ボール ウォッチは、コレクションの大半を占めるエボーシュベースのモデルに耐衝撃構造などの堅牢スペックを持たせるべく、ムーブメントの組み立てはもちろん、設計から針の取り付けまで自社で行なっている。
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長く使うことを考えたボール ウォッチプライス
こうした意欲的な新開発は、往々にして製品価格に反映されるものだが、ボール ウォッチにはそれがない。というのも、最初からボール ウォッチプライスの維持を徹底しているからだという。価格を抑えて広く愛される時計を目指す精神もまた、鉄道関係者に広く愛された創業当初から変わっていない。これは、製品のアフターメンテナンス料金も同様で、正規購入した人に向けたメンバー料金なら、他社に比べてランニングコストを随分抑ることができる。すべてはボール ウォッチを手にした人のため。時代によって人々の時計に対するニーズが変化する以上、このブランドもまた新しい技術を持って、私たちを驚かせてくれるだろう。
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HIGH VISIBILITY[高視認性]
2004年に日本でボール ウォッチが初披露された際に誰もが驚いたのが、自発光型の夜光装置「マイクロ・ガスライト」。夜間の鉄道運行時にも時刻が確認できるようかつて定められた視認性へのこだわりがいまも継承されていることを示している。
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<自発光マイクロ・ガスライトを搭載する代表的コレクション>
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TOUGH & DEPENDABLE[信頼性のおける屈強さ]
鉄道時計を出自に持つボール ウォッチは、機関車を操縦する機関士や石炭をくべる機関助士他、多くの鉄道関係者に愛用された。寒冷地での夜間走行のような過酷な状況にも信頼して時刻が読める時計。それは脈々と継承されている。
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問:ボール ウォッチ・ジャパン TEL.03-3221-7807
http://www.ballwatch.com/global/jp/home.html
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