【オリス】限定時計「ヘルシュタイン エディション」2023年モデルはパープル文字盤のダイバーズウオッチ

スイスの時計ブランド【オリス(ORIS)】は、毎年ブランドの創業日となる6月1日に故郷の名を冠するヘルシュタイン エディションを発表している。その最新版となる2023年新作「ヘルシュタイン エディション 2023」は、自社ムーブメントの300m防水ダイバーズ「アクイスデイト キャリバー400 41.5mm」をベースモデルに、文字盤をユニークなパープルとした注目作だ。価格は55万円(税込)で、世界限定250本。

ヘルシュタイン エディション初のパープルで記念日を祝う

 

オリスが創業したのは、1904年6月1日。この記念日に合わせて毎年6月1日に限定モデル「ヘルシュタイン エディション」を発表している。ヘルシュタインとはスイスのジュラ山脈にある村の名で、オリス創業地であり、現在もここに拠点を構えている。この歴史を称えるヘルシュタイン エディションのファーストモデルは2020年に登場。これまで「ダイバーズ65 クロノグラフ」や「ビッグクラウン」がベースモデルとして選ばれてきた。第4弾となる今回の「ヘルシュタイン エディション 2023」は、本格的な潜水機能や優れた装着性で高い評価を得ている「アクイスデイト キャリバー400 41.5mm」をベースとしてセレクト。これにアニバーサリーモデルらしいアレンジが加えられている。

「ヘルシュタイン エディション 2023」について、オリスの共同経営責任者であるロルフ・スチューダー氏は以下のようにコメントしている。

「オリスファンやコレクターたちに喜ばれる特別なコンセプトの時計です。あらゆる人のための時計ではありますが、とくにオリスファンに歓迎されてきました。オリスのストーリーを理解して、価値観に共感する人々に愛されます。250本しか作らない、ある意味ファンへのプレゼントでもあります。これらのモデルは一度きりしか作られません」

ファンからのリクエストが多かったパープルの文字盤

「ヘルシュタイン エディション 2023」の魅力のひとつが、ファンからリクエストが多かった文字盤色の採用だ。それが、時計のカラーとしては奇抜なパープル。独特の深みと光沢感を持たせた色合いで、シルバーに輝くステンレススチール製のケース&ブレスレットと、ライトグレーに仕上げられたセラミック製の逆回転防止ベゼルとの相性が良い。なお本機は、アクイスが共通で備えている6時位置のカレンダー表示をあえて省いており、時刻表示に特化したシンプルな文字盤となっている。

自社製造のハイスペックムーブメント「キャリバー400」を搭載

本機は直径41.5mmのラウンドケースを採用。300mの防水性能をはじめ、逆回転防止ベゼルやねじ込み式リューズなど、ダイバーズウオッチとしての本格的なスペックを備えている。動力源たるムーブメントは、オリスが6年の歳月をかけて開発したマニュファクチュールムーブメント「キャリバー400」で、120時間のパワーリザーブやクロノメーター基準を凌ぐ高い精度、強力な耐磁性能を特徴としている。さらには推奨オーバーホールの期間およびメーカー保証が10年間という、長期間にわたる安心がユーザーにとってメリット大といえよう。

ケースバックには、限定250ピースであることを示すシリアルナンバーとともに、スキューバダイビング姿のブランドマスコット「オリスベア」があしらわれており、専用ボックスにも同じイラストが描かれている。

オリスは「高品質な時計を適正な価格で提供する」というコンセプトを掲げ、時計作りにおいて「所有する喜び」も重視している。とりわけ代表的なダイバーズ「アクイス」は、信頼性の高いムーブメントやプロ仕様の防水機能などで人気を博すコレクションであり、遊び心を効かせた「ヘルシュタイン エディション 2023」はまさにブランドのスタンスを表現する一本といえる。


オリス「ヘルシュタイン エディション 2023」 Ref.400 7769 4188-Set 55万円/自動巻き(自社製Cal.400)、毎時2万8800振動、120時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット、サファイアクリスタル風防(内面無反射加工)。直径41.5mm。30気圧防水。世界限定250本。

 

問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈