G-SHOCK 40周年アニバーサリーモデル最新作は複数種類のカーボンをミックス「GCW-B5000UN」
2023年4月12日、【G-SHOCK】がデビューから40周年を迎えた。それまで不可能だった耐衝撃性を備える腕時計として誕生し、2021年の時点で累計出荷数1億3000万台を記録。国内外に広く愛用者を持つ。今年はいくつかのアニバーサリーモデルがすでにリリースされているが、その最新作として複数種類のカーボンを組み合わせた外装のニューモデル「GCW-B5000UN」2型が発表された。
強さと軽さの象徴的先進素材「カーボン」を駆使
発表された「GCW-B5000UN」は、記念するべきG-SHOCKのファーストモデル「DW-5000C」が採用していたスクエアフォルムを、カーボン製のケース&バンドで再現した初のコレクションとなっている。いわゆる「5000」系の外装は、樹脂からメタルへと進化し、さらなるタフネスを追求する過程で、ステンレスより約7倍も硬質で軽量な特性を持ったカーボンが今回セレクトされた。なおデザインは、進化を続ける姿勢を広がり続ける宇宙空間に重ね合わせ、ビッグバンや惑星をモチーフとしたもの。ベーシックなブラックと、混色成形によるパープルの2ラインナップとなっている。
新作「GCW-B5000UN」は、G-SHOCK固有の複雑なフォルムを踏襲しているため、ケース、ベゼル、バンド、そしてバックルの中留のそれぞれに適するカーボン(カーボンは製造方法により特性が異なる)を使い分けている。これによって、2018年の登場以来人気を博しているステンレス製の現行フルメタルモデル「GMW-B5000D」(約167g)よりも61%も軽量な約65gを実現している。
ベゼルとバンドにはフォージドカーボンを採用しているが、この素材は成形の自由度が高いうえ、カーボン繊維と樹脂などを混合成形させて作り出すのが特徴であり、表面に現れる模様や色調、オパールの分布と量に個体差が出る。これが“個性”に繋がるといえよう。また、中留には曲げに強い積層カーボンを、ケースバックと一体化させたモノコックケースにはカーボンファイバー強化樹脂が使われている。
そのほか、ケースバックへのG-SHOCK40周年記念ロゴ(著名なグラフィックアーティストでG-SHOCKとの絆が強いエリック・ヘイズ氏作)の刻印、保存性とコレクション性を高めるスペシャルパッケージ、Bluetoothや標準電波による正確な時刻表示、定期的な電池交換を不要とするソーラー駆動、高輝度なフルオートLEDバックライト、傷に強く透明度が高い反射防止コーティングサファイアガラスなど、アニバーサリーモデルとしての特別感や実用性においてもファンの期待に十分に応える仕様となっている。
G-SHOCK「GCW-B5000UN-1JR」 29万7000円/クオーツ(Bluetooth搭載電波ソーラー)。フォージドカーボンや積層カーボンなど複数種類のカーボンから成るケース&バンド。縦49.1×横45mm、厚さ14.5mm、重量65g。20気圧防水。
G-SHOCK「GCW-B5000UN-6JR」 29万7000円/クオーツ(Bluetooth搭載電波ソーラー)。フォージドカーボンや積層カーボンなど複数種類のカーボンから成るケース&バンド。縦49.1×横45mm、厚さ14.5mm、重量65g。20気圧防水。
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Text/山口祐也(WATCHNAVI)