大阪・南海なんば駅直結の複合施設「なんばパークス」にオープンした国内9店舗目となるG-SHOCK STOREへ行ってきた!

大阪・ミナミの複合施設「なんばパークス」の1階にG-SHOCK STORE NAMBAがオープンした。これで2018年より展開しているグランフロント大阪と合わせ、キタとミナミの両エリアにG-SHOCK STOREが誕生したことになる。

国内9店舗目、大阪2店舗目のフラッグシップストア

南海電鉄の高架線路沿い、なんばパークス1F「なんばカーニバルモール」に新しくオープンしたG-SHOCK STORE NAMBA(大阪市浪速区難波中2-10-70 Tel.06-6684-8560)は、約85.81平方メートルの店舗にメンテナンスブースを併設。ミナミの新たなフラッグシップストアとして誕生した。まずは店長の塩瀬さんに、店内について説明してもらった。

【G-SHOCK STORE NAMBA】大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70 なんばパークス1F なんばカーニバルモール Tel.06-6684-8560 営業時間11:00~21:00 ※写真はイメージ

「すでにグランフロント大阪にG-SHOCK STOREがあり、今回のストアオープンでキタとミナミに拠点ができました。最近は女性に向けたアイテムが増えたこともあり、店舗も右手側が女性、左手側が男性、というような商品の並べ方になっています。施設自体がショッピング利用の多い場所なので、このストアも20歳代の方々がご利用の中心になるのではないかと予測しており、店舗に入ってすぐの場所にエントリー価格帯の商品を集中させました。フルメタルやMT-G、MR-Gという高価格帯のモデルは正面カウンターに並べ、左奥にはMaster of Gを展開。実際にお手に取って新作を見ていただけるスペースも設けています。また、店舗左右の壁面にもトレンド感のあるコレクションを展示するなど、合計で350本ほどのG-SHOCKを見ていただくことができます」(塩瀬さん)

G-MSやBABY-Gなどを展開。壁面ディスプレイには昨年からスタートした「スプリング パッケージ」など、シーズンにあったアイテムを展開する
店内入って左手側の壁面には5600や2100といった定番品のほか、G-SQUADやG-LIDEなどのアイテムを見ることができる
店内中央のショーケースにはトレンド感のあるアイテムが並ぶ。「クレイジーカラーズ」の新作に合わせた小物で世界観を演出。ストア内でのイベント実施を見据え、ショーケースは稼働式になっている
店内左奥にはMaster of Gが並ぶ。その手前には注目作を気軽に試せるコーナーを設置。オープン時には6センサー+GPSを備えた最新レンジマンGPR-H1000など、4本が用意されていた

G-SHOCKユーザーの拠り所になるメンテナンスブース

メンテナンスブースはG-SHOCK STOREでも一部店舗での展開となる。グランフロント大阪にもあるが、同じ大阪エリアで新店舗にも取り入れた理由を聞いた。

「私はグランフロント大阪の店舗からこちらに移ったのですが、あちらでは電池交換などのご利用がとても多く、普段は難波を拠点にしている方もよくいらっしゃっていました。そうした背景があり、G-SHOCK STORE NAMBAでも電池やバンドの交換などといったメンテナンス目的でご利用されることを見込んでいます。ただし、こちらのメンテナンスブースの営業は土日祝日のみ。平日まで広げるかどうかは今後の反響次第ですね」(同)

土日祝日に営業するメンテナンスブース。電池交換の料金は防水性に応じて1100円〜3300円。ただし、ダイバー防水タイプやプレミアムブランド品は預かり対応となる

“大阪のキタとミナミではかなり文化が異なる”というのはよく知られた話。距離にすればわずか4kmほどだが、その数値以上の違いがある。

「キタは落ち着いた大人の街といった雰囲気で、ミナミはもっと賑やかですね。なんばパークスも20歳代を中心にショッピングを楽しむ人々が多い施設だと思いますし、ストアのあるなんばカーニバルモールでは色々なイベントも開催されるので、こうした立地にG-SHOCK STORE NAMBAがうまく溶け込めたらいいですね。プレオープンの段階ですでに店頭に飾ったガールズグループITZY(イッチ)の衣装展示に反応していた方もいたりもするので、様々な方々にご利用いただけることをとても楽しみにしています」(同)

G-SHOCK STORE OSAKA勤務を経て、新店舗の店長になった塩瀬さん

取材後記

今回訪れたG-SHOCK STORE NAMBAの周辺にはアウトドアのショップが充実しており、ストアの前にはリーバイスの店舗もあるなど、G-SHOCKと相性の良い環境だと感じた。こうしたギア/ツール系、アメカジ系を好む人ならば、立体商標を得るほど認知されているG-SHOCKの既存ユーザーも多いに違いない。塩瀬さんが見込んでいた通り、メンテナンスブースの利用はきっと多いことだろう。

取材当日に塩瀬さんが着用していた「GMW-B5000-1JF」。女性でも着けられることを身をもって示しているのだという。実際にスタッフ着用モデルを見て購入する人は多いそう

新規顧客の獲得についても、なんばカーニバルモールで開催されるイベントはどれも集客力があり、幅広い層の来店を見据えた作りはきっと街にうまくハマりそうだ。また、新店舗ということでしばらくはコアユーザーにとってMR-Gほか希少な人気モデルの穴場的ショップにもなるに違いない。2024年はカシオ時計事業50周年の節目ということで、アニバーサリーを盛り上げるポップもショーケース内に設置されていた。これだけ力を入れていたら先ごろ発表された限定の復刻版「カシオトロン」こそすでに完売したが、もしまた別の機会があればG-SHOCK STORE NAMBAでもG-SHOCK以外のものが並ぶ可能性もあるだろう。

多彩な商品が揃うタイミングと、ほぼ駅直結の好立地。取材した筆者もまた塩瀬さんと同じく、このストアにどのような人々が来店するのかとても楽しみになった。

TEXT/Daisuke Suito(WATCHNAVI)

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