日本のファンに向けたマザーオブパールの限定クロノグラフを筆頭に、選りすぐりの新作時計が年末を席巻【ブライトリング140周年連載 第4話】

<取材協力>
ブライトリング(BREITLING)

創業140周年を迎えた【ブライトリング(BREITLING)】の魅力を、2024年を通じてさまざまな視点で掘り下げてきた連載企画・第4話は、今年夏から冬にかけて発売された新作にスポットライトを当てる。世界でも日本でしか購入できないマザーオブパールの日本限定モデルは多彩なラインナップが早くも注目を集めており、また、アベンジャー ナイトミッションに加わった42mmと46mmの新サイズも見逃せない。ファンが期待する以上の新作をそろえたブライトリングの開発力には、ただ驚かされるばかりだ。

140周年の有終の美に向けて魅力的なニューモデルが続々登場

Geneva Watch Daysの直後に、ジョージ・カーンCEOが来日。多数のメディアと全国の正規時計販売店を集めて“東京ロードショー”(上写真)が開催された。ブライトリングの“これまで”と“これから”がプレゼンテーションされ、いよいよ新作の紹介がスタート。主役となったのは、アベンジャーと46mmのスーパーアベンジャーだ。軽量なフルチタンモデルと強靭なナイトミッションのクロノグラフに42mmと46mmの新サイズが生まれ、新色のターコイズブルーとサンドも、現代のブライトリングらしいスタイリッシュ感に満ちていた。そして何より会場の話題をさらったのが、マザーオブパール(MOP)を文字盤に採用した日本限定モデルである。ナビタイマーにアイスブルーMOP、クロノマットにアイスグレーMOPとミッドナイトブルーMOPが採用され、各モデル本来の機能美に天然素材ならではの唯一無二の輝きが取り入れられた。これらの魅惑的な新作を得て、アニバーサリーイヤー2024年の最後までブライトリングファンの熱狂は続く。

ブライトリングのMOP文字盤は表現豊か! 新たに日本限定モデルが続々

マザーオブパールとは、真珠を育む母貝のこと。その内側を切り出し、スライスしてダイアルに使用する。まずは良質な真珠母貝を確保することが大切で、また研磨など加工技術が製品クオリティを左右する。もちろん、ブライトリングに採用されるマザーオブパールは、極めて高品質なことで知られている。光の当たる角度によって色味が変わり、表情を変える。しかも天然素材のため1本1本に個性があり、まさにオンリーワンの存在なのだ。

 

【アイスブルーMOP】アビエーション気分を盛り上げる、青い空と白い雲のMOPダイアル

航空用回転計算尺を備えたパイロットウオッチのナビタイマーに、イメージ的にもっとも似合うのが、このアイスブルーMOPだろう。雲が浮かぶ空の青さを閉じ込めたかのような淡いブルーのマザーオブパール文字盤は、太陽の光を浴びると強くきらめき、室内の照明には深みのある落ち着いたブルーに変わる。クロノグラフならではのスポーティなデザインと、MOPのエレガントな輝きが、腕元を力強く、かつ優雅に演出してくれるはずだ。また、日本限定モデルという希少性が、所有する喜びを確実に高めてくれる。


ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 41 ジャパン エディション」 Ref.AB0139211C2P1 129万2500円/自動巻き(Cal.ブライトリング01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ、サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径41mm、厚さ13.6mm。3気圧防水。

 

【アイスグレーMOP】シックで高級感のあるMOPとダイヤモンドベゼルの崇高なる共鳴

イタリア空軍のエアロバティックチームであるフレッチェ・トリコローリと共同開発した1983年初出のクロノマットが、使うシーンを選ばないマルチパーパスな現行モデルへと進化したのは2020年。この従来にないアイスグレーMOPは、ブラックインダイアルとの組み合わせで、極めてシックなスタイルを主張する。その一方で、アイコニックなライダータブを備えたベゼルには、112個のブリリアント ダイヤモンドをセット。クロノマット本来の機能美に、控えめなラグジュアリーがよく似合う。


ブライトリング「クロノマット B01 42 ジャパン リミテッド」 Ref.AB0134A21G2A1 231万円/自動巻き(Cal.ブライトリング01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。ドーム型サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径42mm、厚さ15.1mm。200m防水。日本限定50本。

 

【ミッドナイトブルーMOP】夜空を彷彿とさせる神秘的なブルーMOPと華やかなレッドゴールド

夜空に浮かぶ雲を思わせる神秘的な深いブルーMOPが、光の角度によってさまざまな表情を見せるのが魅力。夜の灯かりを思わせるレッドゴールドのインデックス&指針が、エモーショナルでラグジュアリーな雰囲気を醸し出す。アイコニックなルーローブレスレットを模したラバーストラップ、オニオンリューズ、入れ替えればカウントダウン目盛りとしても機能するライダータブなど、機能美とリッチなライフスタイルが見事に融合した。自社開発・製造Cal.01のローターは18Kゴールド製だ。


ブライトリング「クロノマット B01 42 ジャパン リミテッド」 Ref.RB01346A1C1S1 325万6000円/自動巻き(Cal.ブライトリング01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。18Kレッドゴールドケース(シースルーバック)、ラバーストラップ、ドーム型サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径42mm、厚さ15.1mm。200m防水。日本限定。

 

 

クロノマットがペアやギフトに選ばれる理由。サイズや素材、搭載機能で随一のバリエーション数を誇る

ブライトリングには、カラーとサイズのバリエーションが豊富にそろっている。クロノマットだけを見ても、スーパークオーツを搭載した10月発表の新作28mmに加えて32mm、機械式は3針オートマチックが36mm、GMTが40mm、クロノグラフが42mm、スーパークロノマットまで入れると、38mmのオートマチック、44mmのセミパーペチュアルカレンダーまで、実にサイズ展開は7種類に及ぶ。それぞれに多彩な文字盤カラーと素材が用意され、ブレスレットかラバーかレザーとの組み合わせが可能だ。たとえばクロノグラフと3針ウオッチをパートナーとペアにしたり、シェアしたり。あるいは、進学のお祝いに36mm、就職の贈り物に40mmのGMTというのも一生の良き思い出になる。なお6月には、オールスター・スクワッドとしてNBAプレイヤー、ヤニス・アデトクンボ選手が加入したことをきっかけに、クロノマット オートマチック GMT 40をベースとするコラボレーションモデルをリリースするなど、ブライトリングは新たな側面を見せている。

【クロノマット最小モデル】ドレス系の美しさと機能性を28mm径に凝縮した新世代スポーティウオッチ

ブライトリングで最小サイズとなる28mmのクロノマットが誕生した。定番のホワイトMOPやブラックMOPだけでなく、ブルーMOPやピンクMOPなど華やかなカラーリングもあり、全モデルに輝くラボグロウンダイヤモンドをセット。フェミニンなサイズになっても、アイコニックな突起型ライダータブやルーローブレスは受け継がれ、スポーティさと高級感が絶妙に融合している。光を受けて、見るたびに異なる表情を見せるこのクロノマットが、オーナーに飽きることのない美しい時間を提供してくれるのだ。価格は59万4000円〜。

 

【クロノマットにGMTをプラス】世界を駆けるビジネスパーソンに相応しいデュアルタイムモデルがNBAスター選手とコラボ

ルーローブレスや15分刻みのライダータブなど、クロノマットのクラシックな意匠はそのままに、40mmのコンパクトなケースにGMT機能を搭載。多彩なカラーダイアルが用意され、レギュラーモデルは視認性に優れたレッドの24時間針を備えるているが、唯一イエローの24時間針を合わせているのが、NBAのヤニス・アデトクンボ選手とコラボレーションした2024年発売の世界1750本限定モデル。文字盤のグッドランドグリーンは所属チームのカラーであり、“GA”のイニシャルをカウンターウェイトにした秒針を配し、イエローの24時間針と「GMT」の文字でアクセントをきかせた。ギリシャからアメリカに渡り、数々の困難を乗り越えてNBAのスター選手となったヤニスの努力と情熱のストーリーを、彼のサインが入った裏蓋を見るたびに共有することになる。価格は79万2000円。

 

 

 

新サイズと異素材でアベンジャー ナイトミッションが新境地を開拓

ブライトリングが初めて軍用航空業界向けに開発したアベンジャーは、2023年にリニューアルされ、44mmのクロノグラフとGMT、42mmの3針オートマチックという展開となった。ブラックセラミックケースを採用した「ナイトミッション」は、文字盤にカーボンダイアルを採用したオールブラックと、鮮やかなイエロー文字盤が用意された。そして2024年、クロノグラフに42mmと46mmの新サイズが登場し、ナイトミッションには同じく42mmと46mmのクロノグラフのほか、44mmのGMTと42mmの3針オートマチックも発売されるなど大幅にコレクションが充実。時計愛好家の注目度がぐんと高まっている。

【新鮮味あふれるターコイズブルー】ブラックセラミックケースに大胆な新カラー

トレンド色でもあるターコイズブルー文字盤とブラックセラミックケースが強烈なコントラストを描く異色のアベンジャー。高硬度マテリアルにヘアラインという難度の高い仕上げを施し、プッシュボタンやシースルーバックはチタン、ターコイズブルーのカーフ製ミリタリーストラップを合わせた。自社開発・製造キャリバー01の高性能を、42mmの小振りサイズで楽しめる。ほかにサンドカラーのインデックスとストラップを、カーボンダイアルに合わせたシックなバリエーションもラインナップ。


ブライトリング「アベンジャー B01 クロノグラフ 42 ナイト ミッション」 Ref.SB0146101L1X1 119万9000円/自動巻き(Cal.ブライトリング01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。セラミックケース(シースルーバック)、カーフスキンストラップ、ドーム型サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径42mm、厚さ15.15mm。300m防水。

 

【存在感際立つカーボンダイアル】製造時に偶然生まれるカーボンの模様が精悍な体躯に好相性

カーボンならではの荒々しい模様が浮き出たダイアルは、精悍にしてモダン、しかも1点ずつ不規則に模様が異なる。ベゼルを含めてブラックセラミック製のナイトミッションと組み合わせれば、研ぎ澄まされたミリタリーテイストが際立ち、強烈な存在感が腕元で個性を主張する。46mmの特大サイズでも、見た目よりはるかに軽快な着け心地を実現しており、アラビア数字インデックスが瞬時の視認性を確保。44mmサイズはGMT機能を備え、42mmの3針オートマチックもラインナップする。ジェット機のパイロット向けに製作されただけあって、いずれも過酷なコックピット環境に耐えられるタフな作り込みだ。


ブライトリング「スーパーアベンジャー B01 クロノグラフ 46 ナイトミッション」 Ref.SB0148101B1X1 128万1500円/自動巻き(Cal.ブライトリング01)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。セラミックケース(シースルーバック)、カーフスキンストラップ、ドーム型サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径46mm、厚さ15.32mm。300m防水。

 


ブライトリング「アベンジャー オートマチック GMT 44 ナイトミッション」 Ref.S32320101B1X1 90万2000円/自動巻き(Cal.ブライトリング32)、毎時2万8800振動、約42時間パワーリザーブ。セラミックケース、カーフスキンストラップ、ドーム型サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径44mm、厚さ12.3mm。300m防水。

 


ブライトリング「アベンジャー オートマチック 42」 Ref.S17328101B1X1 80万3000円/自動巻き(Cal.ブライトリング17)、毎時2万8800振動、約38時間パワーリザーブ。セラミックケース、カーフスキンストラップ、ドーム型サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径42mm、厚さ12.25mm。300m防水。

 

 


↑ブライトリング 東京ロードショー 2024に登壇したジョージ・カーンCEO

ブライトリング独自のエッセンスが新たなデザインやスペックを生む

時計愛好家にとって、ブライトリングは単なる時計ブランドではない。それは卓越した技術と革新的なデザインが結実した工芸品のような存在だ。ブライトリングが140年間の長い歴史の中で育んできた独自のエッセンスは、新しい意匠やスペックを生み出し、常に驚きと感動を提供してくれた。ここで紹介した新作も、それぞれのライフスタイルに特別な輝きをもたらしてくれるはずだ。

 

問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン TEL.0120-105-707 https://www.breitling.com/jp-ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/大野高広

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