2022年に誕生し、瞬く間にスウォッチの人気モデルとなったバイオセラミック ムーンスウォッチコレクションは、次々と魅力的な新作を発表し、時計好きを魅了し続けている。そんな話題が尽きない人気コレクションに新作「バイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥー アースフェイズ」が登場。価格は4万7500円(税込)となる。
月と地球の両方を文字盤内にセットした特殊文字盤
スウォッチの新しいレギュラーモデルは、ムーンフェイズだけでなく、アースフェイズも搭載した時計史上初の仕様となる。天文学者ガリレオ・ガリレイの名言「それでも地球は動いている」からインスピレーションを得て、スウォッチならではの遊び心を加え、「それでも地球と月は動いている!」と大胆に宣言している。2時位置のサブダイアルにはムーンフェイズがセットされ、月の周期に基づいてその姿を変化させる。北半球と南半球を再現した2つの月の円盤とマスクを通じて、動きの観察が可能だ。一方、スウォッチが特許を取得したアースフェイズは、文字盤の10時位置に配置され、月から見た地球の動きを鑑賞できる。青い惑星の多様性と美しさを讃えるデザインで、海、森林、砂漠、雲が鮮やかに表現されている。特に海は紫外線に反応してブルーに発光するUVインクでコーティングされ、遊び心のあるギミックになっている。月が地球と向き合うこの印象的な眺めを際立たせるため、月面のクレーターは精巧なデジタルプリントで表現されている。また、文字盤には月の塵を彷彿とさせる独特な粒状加工が施され、月面の質感を忠実に再現している。
ムーンフェイズは地球から見た月の見え方を、アースフェイズは月から見た地球の見え方をそれぞれ表示する。両者のサイクルは同じく29.5日だが、その動きは逆方向である。地球から「満月」が見える時、月からは「新地球」が観測され、「新月」が見える時には「満地球」が現れる。このため、アースフェイズはムーンフェイズとは逆方向の反時計回りに回転する。この仕組みは、一部の高級時計に搭載されているレトログラードを再解釈したものである。アースフェイズを搭載したこの美しい時計の制作にあたり、スウォッチは月から見た地球の視点からインスピレーションを得ている。
スウォッチが特許を取得したバイオセラミック。この革新的な素材は、3分の2をセラミック、3分の1をヒマシ油由来のバイオ素材で構成し、独自の配合技術によって生まれた。バイオセラミック製のベゼルには、ブラックのタキメータースケールとライトグレーのマーカーが施されており、さらにクロノグラフ機能も搭載している。「バイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥー アースフェイズ」は、ケースバックに独自のミッションステートメントが刻まれており、文字盤とリューズにはOMEGA X SWATCHのロゴがあしらわれている。裏蓋には月が描かれており、さらに人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロングの足跡が刻まれている。さらに、非対称デザインのケースや「ドットオーバー90」の有名なタキメーター機能など、最初に月面に降り立った時計であるオメガのスピードマスター ムーンウォッチのディテールを備えている点も時計好きに刺さっているポイントといえる。新作「バイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥー アースフェイズ」は、世界中の厳選されたスウォッチストアで購入でき、1日1店舗につき1本まで購入可能となる。レギュラーモデルのため、運が良ければ手に入れることができるはずだ。
スウォッチ「バイオセラミック ムーンスウォッチ ミッション トゥー アースフェイズ」 Ref.SO33M700 4万7300円/クオーツ。バイオセラミックケース、ベルクロストラップ。直径42mm、厚さ13.25mm。3気圧防水。
問い合わせ先:スウォッチ コール TEL.0570-004-007 https://www.swatch.com/ja-jp/home ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/平野翔太(WN編集部)
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