2025年、【ブランパン(BLANCPAIN)】は創業290年を迎えた。現存する世界最古の時計ブランドとして知られる同社が、この記念すべき年に象徴的なダイバーズウオッチ「フィフティ ファゾムス オートマティック」の新バリエーションとなるスモールサイズのコレクションを発表。プロポーションのとれた新しい38mm径ケースに、煌びやかなマザー オブ パール文字盤を組み合わせた2型が間も無くリリースを迎える。
ジェンダレスなサイズとエレガントな佇まい。新たなアイコニックダイバーズ
ブランパンのフラッグシップコレクション「フィフティ ファゾムス オートマティック」は、1953年に発表された世界初のモダンダイバーズの正統派後継機である。現行仕様はその完成された意匠と機能を踏襲しながら、逆回転防止ベゼルのトップをサファイアクリスタル製に、高精度かつロングパワーリザーブの自社製造キャリバーを搭載するなど、最高峰の技術が詰め込まれた実用時計として人気を博している。
さらに、歴代随一の傑作といえるこの「フィフティ ファゾムス オートマティック」(45mm径モデル)をベースに、単調なサイズダウンではなく調和のとれたミニマムなプロポーションが新しい38mm径ケースを新開発。ケース素材とマザー オブ パール文字盤に違いのある2モデルが登場している。これらは「ブランパン オーシャン コミットメント」(ブランパンが20年以上にわたって取り組んでいる海洋保護活動)の一環としてのプロジェクトである、海洋の美しさや脅威を捉えた写真を表彰する国際的な写真コンテスト「オーシャン フォトグラファー オブ ザ イヤー」や、海洋保護に焦点を当ててその美しさや儚さを捉えた作品を発表した女性写真家に贈られる「フィメール フィフティ ファゾムス アワード」にて、その活動が讃えられるダイバーたちに捧るモデルとしてプロダクトされた。
グラデーションがかったマザー オブ パールが凛として美しい
ひとつは、ポリッシュ仕上げを施した18Kレッドゴールドケースに、スモーキー ブラック グラデーションのホワイト マザー オブ パール文字盤をセットしたエネルギッシュでラグジュアリーなモデル。ストラップは、印象的なパターンがスポーティな雰囲気のトロピックラバー、定番のセイルキャンバス、ミリタースタイルのNATOタイプから選択可能。カラーはいずれも、文字盤と逆回転防止ベゼルの配色に合わせてブラックだ。
輝く花びらのようなペタル ピンクのグラデーションが羨望の的
もう一方が、サテン仕上げを施したチタンケースに、淡く優しいペタル ピンク グラデーションのホワイト マザー オブ パール文字盤をセットしたフェミニンなモデル。こちらは、腕元を鮮やかに彩るツートーンのピンクとホワイトから成るNATOストラップのほか、ケースと同素材・同仕上げのチタンブレスレットの2種類がラインナップされている。
搭載ムーブメントは、ブランパンによるマニュファクチュールの「キャリバー1153」で、ゼンマイをフルに巻き上げた状態で4日間以上も動き続ける100時間パワーリザーブを実現。さらにシリコン製ヒゲゼンマイの採用により、耐磁性、耐久性、温度変化などが通常よりも向上しており、長期にわたって高い精度を維持できる。
フィフティ ファゾムス ファミリーに加わった新たなサイズ、38mm径ケース。このニューモデルによって、スイスに伝わる昔ながらの時計作りを頑なに守る一方で、「革新こそ伝統」を哲学とするブランパンは、クリエイティブな感性もユーモアのあるセンスも持ち合わせることを証明した。大胆な手法でフィフティ ファゾムスの新たな魅力を見せてくれた今回、ブランパンに惹かれる新しいファン層が生まれるに違いない。
ブランパン「フィフティ ファゾムス オートマティック」 Ref.5007-3644A-B64B 467万5000円
スペック:自動巻き(自社製Cal.1153)、毎時2万1600振動、100時間パワーリザーブ。18Kレッドゴールドケース(サファイアクリスタルバック)、ラバーストラップ、サファイアクリスタル風防。直径38.2mm、厚さ12mm。30気圧防水。
ブランパン「フィフティ ファゾムス オートマティック」 Ref.5007-12B44R-NAFA 250万8000円
スペック:自動巻き(自社製Cal.1153)、毎時2万1600振動、100時間パワーリザーブ。グレード23チタンケース(サファイアクリスタルバック)、ファブリック製NATOストラップ、サファイアクリスタル風防。直径38.2mm、厚さ12mm。30気圧防水。
問い合わせ先:ブランパン ブティック 銀座 TEL.03-6254-7233 https://www.blancpain.com/ja ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/山口祐也(WATCHNAVI編集部)
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