気鋭の独立時計師コンスタンチン・チャイキンとのコラボウオッチ第3弾【ルイ・エラール】

コレクター向けの独創的な機械式時計を手掛けるスイスブランド【ルイ・エラール(Louis Erard)】が、最新作を発表。ロシア初の独立時計師、コンスタンチン・チャイキンとのコラボレーション第3弾となる「レギュレーター ルイ・エラール X コンスタンチン・チャイキン III」が世界限定178本で発売となり、価格は108万9000円。

コンスタンチン・チャイキンとのコラボ第3弾

ルイ・エラールは、これまでアラン・シルベスタインやヴィアネイ・ハルターといった名だたる時計師との共演を実現してきた。その中でも独特な存在感を放つのがAHCI(独立時計師アカデミー)のメンバーであり、トゥールビヨンを搭載する置時計と腕時計を製造したロシア初の時計職人として知られるコンスタンチン・チャイキンとのコラボレーションモデルだ。チャイキンの出身地方に伝わる神話に登場する、ノコギリのような口を持つ一つ目の怪物、リホ(Likho)から着想を得たコレクションとなり、2023年に第1弾モデル、2024年に第2弾モデルを発表。そして今回、第3弾となる「レギュレーター ルイ・エラール X コンスタンチン・チャイキン III」がリリースされた。

12時位置にデザインされた目玉が時刻を示す

「レギュレーター ルイ・エラール X コンスタンチン・チャイキン III」はブランドを象徴する縦型レギュレーター表示と、チャイキンの世界観が融合した極めて個性的な文字盤デザインが特徴だ。文字盤のグレーの下地プレートにはサンバーストの波模様が施され、12時位置に黒い瞳孔を持つ“目”を模した白い時表示ディスクをレイアウト。これは一つ目となるリホをイメージしたもので、この目が動いて時刻を表示する。6時位置には鋭い歯を模した星型の回転式のスモールセコンドディスクを設け、さらに光沢仕上げのレッドのフランジを組み合わせることで、アバンギャルドな仕上がりを際立たせた。マットブラック仕上げの中央分針にも趣向が凝らされ、一端にハンドジェスチャーを、もう一端にはロックンロールの象徴的なサインをデザイン。ブルーにカラーリングされた分表示リングには、6時位置にルイ・エラールのロゴ、12時位置にコンスタンチン・チャイキンのネームが配され、これらの個性的なディテールの一つひとつも本機の見どころとなる。

ユニークなパターンを特徴とするトードレザー

ポリッシュ仕上げが施された42mmのステンレススティール製ケースには、チャイキンの刻印が施されたリューズを装備。ベゼルやラグは細身に設計されているため、実際のサイズよりもスマートな印象だ。不規則な凹凸で構成されるストラップは表がトード(カエル)レザーで、裏はブルーのラビッドレザーと異なる仕様となる。また、本機は約38時間のパワーリザーブを備える自動巻きムーブメント「キャリバーSW266-1」を内蔵。裏蓋はシースルー仕様となっており、ブランドシンボルロゴをオープンワークローターに備える同ムーブメントの姿を、いつでも好きな時に鑑賞可能だ。

コラボレーションは第3弾で終了の噂も…

コンスタンチン・チャイキンとのコラボモデルは、第1弾、第2弾ともに発売と同時に即完売。現在では、著名なオークションで高値で落札されるケースも見られる。不確定だが、このコラボレーションは今回が最後という情報も流れており、間違いなく世界中のコレクターから大きな注目を集めることになりそうだ。

ルイ・エラール「レギュレーター ルイ・エラール X コンスタンチン・チャイキン III」 Ref. LE85237AA90BGA087 108万9000円/自動巻き(Cal.SW266-1)、毎時2万8800振動、約38時間パワーリザーブ。ステンレススティール製ケース(シースルーバック)、トードレザー(表)&ラビッドレザー(裏)ストラップ。ドーム型サファイアクリスタル(両面無反射処理加工)。直径42mm。5気圧防水。世界限定178本。

 

問い合わせ先:大沢商会 時計事業部 TEL.03-3527-2682 https://www.josawa-watch.com/louis_erard.html ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

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