世界の時計愛好家から注目を集めるスイスの独立時計ブランド【ローマン・ゴティエ(ROMAIN GAUTHIER)】。創業20周年を記念し、その歴史と作品を紹介するエキシビションが、2025年8月29日(金)から31日(日)まで東京・日本橋で開催される。期間中は創業者ローマン・ゴティエ氏も来場する予定である。
現行コレクションから廃版モデルまで幅広く展示
ローマン・ゴティエはジュウ渓谷に拠点を置き、伝統的な時計製造への情熱と精密工学の知識、そしてデザインへの造詣を育んできた人物である。精密機械設計者の資格を取得した後、時計部品メーカーの工場でプログラマー兼オペレーターとして勤務し、その高いスキルと専門知識によって同工場をヨーロッパ有数の製造拠点へと発展させることに貢献した。この経験を通じて、自らの時計と高級時計ブランドをゼロから立ち上げることを決意し、2002年にはそのビジネスプランをテーマにした論文でMBAを取得。その後3年間はオリジナルムーブメントの開発に専念し、2005年にブランドを創業した。2007年のバーゼルワールドで初の作品「プレステージHM」を発表。以降もプレステージHMS(2010)、ロジカル・ワン(2013)、インサイト・マイクロローター(2017)、インサイト・マイクロローター スケルトン(2020)、C by ローマン・ゴティエ(2021)など、多くの独自ムーブメントの開発を続けている。

代表作である「プレステージ」「ロジカル・ワン」「インサイト・マイクロローター」「C by ローマン・ゴティエ」には、洗練された伝統的機構、現代的なケースやブレスレットの設計、そして優美なオブジェダールなどが組み合わされ、すべてに自社製の精緻なムーブメントが搭載されている。ローマン・ゴティエの時計は、職人の高度な手作業によって細部まで緻密に仕上げられており、唯一無二の存在感を放つ。ムーブメントに関しては、小さな歯車やネジの設計・製造から全体の組み立て、調整、さらにブリッジや地板の面取り・装飾、ダイアルのエナメル加工に至るまで、ほぼすべての工程を自社で行っている点が特徴だ。

今回のTokyoエキシビションでは、生産を終了してレガシーとなった「プレステージ」や「ロジカル・ワン」などのコレクションに加え、現行コレクションも多数展示する。さらに、ブランドが誇る高度な仕上げ技術や、今年オープンする新工房についても紹介する予定である。また、日本にいながらスイスの雰囲気を感じられるよう、会場では特別に用意したスイスワインやチーズも用意される。ぜひ、この機会にエキシビションへ足を運んでほしい。

【ローマン・ゴティエ Tokyo エキシビション2025】
開催期間:2025年8月29日(金)~8月31日(日)
営業時間;10:00~18:00 ※8月29日(金)のみ20:00まで
開催場所:日本橋ホール東京都中央区日本橋2-5-1日本橋髙島屋三井ビルディング9階
・8/29(金)、8/31(日)の来場を希望する場合は、日本公式ウェブサイトから申し込んでください。
URL:https://romaingauthier.jp/exhibition25/
・8/30(土)の来場を希望する場合は、タカシマヤ ウオッチメゾン 東京・日本橋のローマン・ゴティエコーナーに直接問い合わせてください。(TEL:03-3211-4111)
問い合わせ先:スイスプライムブランズ TEL.03-4360-8669 https://www.romaingauthier.com/
Text/平野翔太(WN編集部)
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